【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ネグリ・センビラン、マラッカ、パハン、ジョホール、サバ、サラワクの6州で洪水が発生し、前日9,000人だった避難者数が、2日正午時点で2万8,055人に増加した。ジョホールでは1日、運転中の車が流され、男性1人が死亡した。

国家災害対策庁によると、2日正午時点で、最も避難者数が最も多いのはジョホールで、前日正午の5,878人から2万6,633人に増加。パハンは前日の293人から1,505人、ネグリ・センビランでは同145人から927人、サラワクでは同127人から338人にそれぞれ増加した。サバ、マラッカではそれぞれ108人、49人が帰宅できない状況が続いている。

環境天然資源気候変動省の洪水情報サイトによると、2日正午時点でジョホールで13本、ネグリ・センビランで2本、パハンで2本、マラッカで1本、サラワクで1本の河川が氾濫危険水位を超えた。

マレーシア気象局(MetMalaysia)は2日、パハン州とジョホール州の一部地域では4日まで、甚大な被害を及ぼす大雨が降る可能性があると予想。またトレンガヌやサラワク州でも断続的に降り続けるとして警報を出した。