【クアラルンプール】 ジョホール州政府は、3本目となる同州とシンガポールを結ぶフェリー航路の開設を提案している。

オン・ハフィズ・ガジ州首相によると、新たに提案したのはジョホール州西部のプテリ港とシンガポール南西部のトゥアスを結ぶルートで、ジョホールとシンガポール間の交通渋滞の解決策として、人々の移動を楽にするために提案した。まずマレーシア運輸省から承認を受けてから、シンガポールの運輸省と協議を行う予定だ。

ジョホール州とシンガポール間では現在、タナ・メラーデサル間、タナ・メラータンジョン・ベルンコール間でフェリーが運航している。

ジョホール州政府はコーズウェイ(連絡道)の混雑を緩和するために、出入国審査を1度に簡略化する「シングル・クリアランス」の導入や、シンガポール人への自動ゲート利用拡大、二輪車用レーンの増設など様々な取り組みを行っている。
一方でオン首相によると、ジョホール州は電気自動車の普及支援のため政策を策定する方針で、地方自治体と協議を行う計画だ。
(マレー・メイル、4月4日)