【クアラルンプール】 三菱モーターズ・マレーシア(MMM)は、2022年度(2022年4月ー2023年3月)の販売台数が前年比27%増の2万4,315台となり、2005年の創業以来最高を記録したと発表した。

非国民車で3位を維持し、推定市場シェアは3.2%となった。クロスオーバーMPV(多目的車)の「エクスパンダー」が前年比52.2%増の1万3,794台と最多で、全体の57%を占めた。ピックアップトラック「トライトン」も販売台数は12%増の1万520台、同セグメントで2位、市場シェアは18%となった。

池田真也・最高経営責任者(CEO)は声明で、「トライトン」と「エクスパンダー」が2022年度の売上高を12%増加させたとし、今後も需要に応えるべくシームレスな顧客体験の提供を通し、購入・サービス体験向上に引き続き注力していくと述べた。一方で、三菱自動車はタイで開催された「第44回バンコク国際モーターショー」で新型「トライトン」のコンセプトカー「XRTコンセプト」を参考出品し、タイとラオスで8月開催される「アジア・クロスカントリー・ラリー2023」では新型「トライトン」プロトタイプのクロスカントリー・モデルで参戦する予定だとし、三菱自動車ブランドとマレーシアでの将来について楽観視していると述べた。
(ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、4月18日、ポールタン、4月17日)