【ペタリンジャヤ】 「2023年世界金融包摂指数」(調査対象・世界42カ国・地域)ランキングで、マレーシアは前年の20位から2ランクアップして18位となった。

世界金融包摂指数は、総合金融機関のプリンシパル・ファイナンシャル・グループと経済ビジネス研究センターが毎年発表しているもので、経済活動に必要な金融サービスをあらゆる人々が利用できるようにする金融包摂について、公的データや調査結果に基づき、3つの柱(政府、金融システム、雇用者支援)によって42市場をランクづけしたもの。

マレーシアは、「政府支援」で22位(前年は24位)、「金融システム支援」で17位(同23位)と上昇し、「雇用者支援」は前年と同じ5位を維持した。1位はシンガポール(同1位)、2位は香港(同4位)。日本は27位(同22位)だった。

プリンシパル・マレーシアのムニラ・カイルディン代表兼最高経営責任者(CEO)は、マレーシアがランキングで上昇し、金融包摂を実感する人の数が増えているのは心強いとし、デジタル化の推進でさらに金融包摂を進められると言明。プリンシパルもイーウォレット・ソリューションの提供でデジタル化に参加できるのを誇りに思うとし、今後も金融ツールへの認識を広げるために活動を続けていくと述べた。
(ザ・スター、10月4日、フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、10月3日、プリンシパル発表資料)