【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本の国土交通省は26日、10月16ー20日の5日間の日程で、マレーシアの4大学の学生約200人を対象とした「物流集中講義」を初めて実施したと発表した。同省は、日ASEAN(東南アジア諸国連合)交通連携の一環として、物流人材の育成を支援している。

対象となった大学は、▽セベラン・ペライ技能短期大学▽ニライ技能短期大学▽スルタン・ハジ・アーマド・シャー技能大学▽コタキナバル技能大学ーーの4大学で、ペナン州のセベラン・ペライ技能短期大学で講義を実施した。講義内容は、ロジスティクスマネジメントの概要や実際の物流現場における実践的な改善方法、ASEANで需要が高まっているコールドチェーン物流サービスについてで、座学だけでなく、実技を通じて実践的な講義を行った。

物流人材育成支援事業は、ASEANにおける物流マネジメント人材の育成を支援するため、日ASEAN交通連携の枠組において、公益財団法人SGH財団の協力のもと、2015年よりベトナムおよびラオスで毎年実施しており、今年5月にラオス、7月にベトナムでの講義を行っている。今回、マレーシアからの要請があったことで初講義を実施した。

国土交通省では、ASEANの物流分野の健全な発達を支援していくため、現地の優秀な人材の育成・確保が不可欠との認識の下、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していく方針だ。