【クアラルンプール】 サイフディン・ナスティオン・イスマイル内務相は11月27日、日本を含めたリスクの低い23カ国からの留学生を対象に、長期社会訪問(LTSV)パスを発行すると発表した。12月1日から実施される予定。

卒業後最長1年間、さらなる学業や旅行のためマレーシアに滞在できるようになる。特定のセクターでのパートタイム労働も可能となる。対象となるのは▽日本▽シンガポール▽ブルネイ▽オーストラリア▽バーレーン▽カナダ▽デンマーク▽フィンランド▽フランス▽ドイツ▽クウェート▽ニュージーランド▽ノルウェー▽オマーン▽カタール▽ サウジアラビア▽韓国▽スウェーデン▽スイス▽オランダ▽アラブ首長国連邦(UAE)▽英国▽米国ーー。

マレーシアの新たなビザ自由化計画に向けた内務省の5つの取り組みのうちの1つで、中国・インドの旅行者を対象とした30日間のビザ免除、すべての観光客を対象とした数次ビザ(MEV)発行、3カ月となっているマレーシアのビザ期限の6カ月への延長、ソーシャル・ビジット・パスの資格期間を最低30日間とすることなどが盛り込まれている。
(フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、11月27日)