【クアラルンプール】 コングロマリットのMMCグループ傘下で、セランゴール州クラン港で港湾サービスを提供するノースポート(マレーシア)は、2023年通年の在来貨物取扱量が過去最高となる1,140万5,000トンに達したと発表した。

前年比では2.6%増加した。世界経済の低迷にかかわらず、一般貨物が9.5%増加し、バルク貨物(ドライバルクやリキッドバルク)も増加した。RORO船(トラックが貨物を積載したまま運搬できる貨物船)部門では、電気自動車(EV)の取り扱いが大幅に増加した。2023年10月には、月間取扱量でそれまで最高値だった2022年5月の108万トンを上回る、過去最高の113万トンを達成した。

アズマン・シャー最高経営責任者(CEO)は、クラン港では土地が不足している状態だが、生産性の向上とプロセス改善によってそれを補うことができたと説明。新記録の達成は、2023年12月の港湾業務開始60周年記念式典と合わせ、ノースポートにとり特別な意味を持つと述べた。
(ザ・スター、1月5日、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、1月4日)