【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 KDDI関連会社でビジネス支援ソフトウェアを開発・提供するアクセルビット(AXLBIT、本社・東京都港区)は17日、同社初となる海外拠点「アクセルビット・アジア」を1日付けでクアラルンプールに開設したと発表した。

アクセルビットは「サブスクリプションで世の中をもっと豊かに便利に」をテーマにサブスクリプション(定期購入)型ビジネス支援ソフトウェア「アクセルギア(AXLGEAR)」の開発・提供、エンタープライズ向けプラットフォーム「アクセルボックス(AXLBOX)」の運営に携わっている。

東南アジアを中心とした新興国では、人口増加と経済成長によりIT化も急激に進んでおり、サブスクリプションモデルの自動化に特化した同社サービスはニーズが強まるものと期待されている。また英語圏であるという言語面やASEAN(東南アジア諸国連合)地域のどこにでもアクセスしやすいという立地面を鑑み、今後のアジア進出のハブになることを期待してマレーシアでの拠点設立を決定した。当面はグローバル人材が勤務する開発拠点としての運用を行うが、中長期的にはアジアにおける協業先の開拓やサービスのグローバル展開の拠点としてのリメイクを目指す。

アクセルビットは今後、同拠点を足場としてこれまで日本国内で培ってきたサブスクビジネスの知見をもとに、東南アジア地域への事業拡大や地域人材の雇用創出など、社会貢献を図っていく方針だ。