米中貿易摩擦、技術覇権争いはマレーシアに恩恵=ムーディーズ

【ペタリンジャヤ】 格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは、マレーシアを含むアジア太平洋の複数国は米中貿易摩擦、米中の技術覇権競争の恩恵を受ける可能性があるとの分析を示した。米中の争いはサプライチェーンを混乱させるからだとしている。

ムーディーズは、マレーシア、ベトナム、タイなど製造業が強固で、インフラも優れている国が、米中競争に乗じる機会を得られるとした。中東における軍事衝突もサプライチェーンを危機に陥らせるという。

ムーディーズによれば、アジア太平洋地域25カ国の実質国内総生産(GDP)成長率(加重平均値)は昨年の4.4%から今年は3.6%に減速する見通し。中国経済の減速、米国景気循環の下降など世界経済が精彩を欠いているためだという。

中国の経済減速は、モノ・サービスの貿易、一次産品価格、投資などの側面で域内に波及するとみられる。この結果、アジア太平洋地域全体と、中国を除いたアジア太平洋地域の経済成長率は同じになる可能性が高い。それでも域内の成長率はほかの地域の成長率を上回るという。
(フリー・マレーシア・トゥデー、2月5日)

ベトナムの鶏料理店「チキータ」、1号店をKLにオープン

【クアラルンプール】 ベトナムのチキン料理専門店「チキータ」のマレーシア1号店がクアラルンプール(KL)のショッピングモール「パビリオン・ダマンサラ・ハイツ・モール」内にオープンした。

「チキータ」はオーストラリア出身のシェフ、アシフ・メフルディーン氏がベトナムの食文化に触発され、妻のエヴァ氏とともにローカル食材を活用したチキン料理を開発したことが始まり。メキシカン風のグリルチキンやハンバーガー、ラップなどを提供している。6種類のソースが特徴で、ソースにはレモングラス、タマリンド、赤唐辛子など、アジアで親しまれている食材が取り入れられている。

開店記念キャンペーンとして、2月末まで、丸鶏1羽とサイドメニュー4品の注文でケサディーヤとアイス・レモンティー2杯をサービスし、100リンギ以上の購入で10リンギの金券もプレゼントする。営業時間は午前10時ー午後10時。
(KLフーディー、2月5日)

ペナンヒルのロープウェイ設置計画、4月にも着工へ

【ジョージタウン】 ペナン・ヒルと麓を結ぶロープウェイの設置が、今年4月にも開始される見通しだ。プロジェクト母体のペナンヒル・コーポレーション(PHC)のチョク・レイレン・ゼネラルマネージャー(GM)が明らかにした。

5日に行われたケーブルカー「ペナン・ヒル」駅の開業式に出席したチョクGMは、「環境影響評価(EIA)や計画許可など必要な承認は取得した」と言明。 プロジェクトには約18カ月かかると見込んでいるが、工事が難しい丘陵地帯でのプロジェクトであるため、気象条件にも左右されると述べた。

ロープウェイ・プロジェクトは、設計、資金調達、建設、運営、譲渡に関する官民パートナーシップ (PPP) を通じて、地元鉄道業界のパイオニアであるハルタスマが2022年に落札した。 ハルタスマは30年間のケーブルカー運営権を獲得しており、これに基づき同プロジェクトに2億4,500万リンギを投資する計画だ。

ハルタスマは、ロープウェイ製造大手のオーストリア企業ドッペルマイヤー・グループの技術を採用。ペナン植物園(ボタニック・ガーデン)に隣接する駅から山頂までの全長2.9キロメートル、標高差700メートルの距離を運行する。運行速度は毎秒6メートルで、毎時1,000人を運ぶ。所要時間は10分。

「ペナン・ヒル」(旧称ペナン・ヒル・アッパー)駅の改装事業は1,090万リンギと3年の年月をかけて行われ、床面積を800平方メートルから1,422平方メートルまで拡張し、待合所の収容人数もこれまでの250人から700人まで拡大した。新駅開業式にはチョウ・コンヨウ州首相も出席した。
(フリー・マレーシア・トゥデー、2月3日)

米テスラがペナンとジョホールに拠点拡大か、人材募集を開始

【クアラルンプール】 電気自動車(EV)メーカーの米テスラは、ペナンやジョホールにも拠点を開設する模様だ。

オンラインメディア「ソヤチンチャウ」によると、新拠点の設置について正式には発表されていないものの、米テスラの採用情報にジョホールにおけるセールス担当者やペナンにおける車両技術者、セールス担当者などの募集情報が掲載されているという。

米テスラのマレーシア拠点は現在、セランゴール州サイバージャヤにある現地本社「テスラセンター」のみで、テスラセンターでは、テスラ車の展示を行うほか、配送、アフターセールスなどのサービスを提供している。販売店舗としては、昨年10月にクアラルンプールのショッピングモール「パビリオン・ダマンサラ・ハイツ・モール」内にショールームを開設している。
(ソヤチンチャウ、2月3日)

在馬日系ソフトウェア開発5社、日系企業支援団体を設立

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシアに拠点を構える日系ソフトウェア開発企業5社は6日、日系企業に対してサポートを提供することを目的としたコミュニティ「ITコミュニティ・マレーシア(ITCM)」を設立したと発表した。

参加企業は、▽ライフル・テック・マレーシア▽eeevoマレーシア▽ブリッジインターナショナル・アジア▽アレンジリティ▽アクトビ・サウスイースト・アジアーーの5社。

日本のソフトウェア開発会社とマレーシアの双方に利益をもたらすための架け橋となることを目指し、日系IT企業のマレーシア進出支援、在マレーシア企業のソフトウェア開発支援、日本とマレーシアの企業・エンジニアの交流支援などを行っていく。具体的なサービス内容としては、個別相談会(オンライン) 、リアル交流会・懇親会(毎月開催)、コンサルティングパッケージ(別途見積もり、セカンドピニオンサービス) 、有料コンテンツ配信(給与情報、マネジメントのポイント、マレーシア特有の文化、失敗談など)を想定している。