【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 倉庫管理システム(WMS)のシーネット(本社・千葉県千葉市)は15日、マレーシアのプラスチックメーカーであるリー・スーン・セン・プラスチック・インダストリーズ(LSSPI)に同社の多言語対応のクラウド型WMS「ci.Himalayas/GLOBAL」を導入したと発表した。

「ci.Himalayas/GLOBAL」は英語・日本語・中国語・タイ語・インドネシア語・ミャンマー語の6カ国語に対応しており、海外拠点においても倉庫管理に利用できる。シーネットは、同社のタイ現地法人と連携の上でLSSPIへの導入を行った。

三井物産(本社・東京都千代田区)と食品トレー容器のエフピコ(本社・広島県福山市)が2022年9月、LSSPI全株式の買収を実施したが、その際のデューデリジェンスで帳簿上の数量と実在庫が一致していない問題が判明。ヒューマンエラーによる在庫ズレやロケーション管理が不足していたことが原因だったため、現地スタッフとの協議の上、WMSの導入を決定した。システム化により、問題が解決でき、またリアルタイムの情報更新が可能となったことで人による確認作業もなくなり、迅速に配送伝票を発行できるようになったという。