【ペタリンジャヤ】 中国の鲨湾科技(上海)(シャークガルフ・テクノロジー)のマレーシア現地法人ブルーシャーク・マレーシアは、同社の電動スクーターのバッテリー交換が行える「ブルーステーション」を首都圏で15カ所まで拡大したと発表した。

同社は2023年3月の電動スクーター「R1」発売に合わせ、首都圏の5カ所にブルーステーションを設置していたが、今回さらにクアラルンプールおよびセランゴール州において、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)給油所10カ所への設置を行った。利用者の利便性を考慮し、ペトロナス給油所へのブルーステーション設置を進めており、まずは首都圏全域に、最終的にはジョホール州やペナン州などの郊外に設置し、年内に全国の50カ所に設置することを目標として掲げている。

ブルーシャーク・エコシステムのASEAN(東南アジア諸国連合)地域担当最高執行責任者(COO)であるジン・チャン氏は、マレーシアにおける電動バイクの普及には、バッテリー交換技術が鍵になると考えており、ブルーステーションの拡大により、より多くの利用者にサービスを提供できるようになったと述べた。

「R1」は、ブルーステーションのほか、一般的なコンセントからの充電や、バッテリーを取り外して家庭用充電キットで充電することも可能となっている。
(ザ・サン、3月18日)