【クアラルンプール】 旅行インサイト情報会社、アウトボックス・カンパニーによると、訪マレーシア観光客数は2019年の新型コロナウイルス「Covid-19」パンデミック前のレベルと比較して116.69%の回復となり、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内で最高となった。

東南アジアを訪問した外国人観光客数は 2023年には前年比22%増加し、通年では9,700万人に達した。外国人観光客数が最も多かったのはタイ(2,800万人)で、これにマレーシア(2,000万人)、シンガポール(1,360万人)が続いた。東南アジア全体の回復率は2023年12月時点で72%で、マレーシアはコロナ禍前の水準を超えた東南アジア唯一の国となった。マレーシアのほか、フィリピン、インドネシア、ベトナム、カンボジアはそれぞれ掲げていた観光客誘致目標を上回った。

2023年12月単月だけで、マレーシアは前月比36%増となる230万人の外国人観光客を受け入れ、23%増の330万人で首位を維持したタイに次ぐ2位となった。
(ザ・サン、3月16日)