【クアラルンプール】 マレーシア・デジタル経済公社(MDEC)は、主に情報技術(IT)業界で働く、場所にとらわれず仕事を行う外国人向け査証「デジタルノマド・ビザ」の要件を大幅に緩和すると発表した。

これまではITやデジタル分野の労働者のみビザを申請できたが、今回の改定でIT・デジタル以外の分野の専門職(創業者、最高経営責任者、最高執行責任者、税理士、弁護士、テクニカルライター、ビジネス開発者、広報の経験者など)にも門戸を開放する。

デジタルノマド・ビザは、外国人がマレーシアに滞在し、オフィスなどを持たずに働くことができるビザで、これまでは18歳以上のIT、デジタル分野の専門職者で、年収2万4,000米ドル超が条件だった。

IT・デジタル以外の分野の専門職の収入要件は年6万米ドル以上(月5,000米ドル以上)。ビザ取得者は親を帯同できる。

デジタルノマド・ビザの申請受け付けは22年10月に開始され、これまでに3,096件の申請があり、1,443件が承認された(うち189件は更新)。

出身国の上位は、ロシア、パキスタン、英国、日本、オーストラリアで、平均年収は6万9,000米ドル。ソフトウエア開発、デジタルマーケティング、人工知能(AI)・機械学習の専門職が多数を占めた。
(ビジネス・トゥデー、デジタル・ニュース・アジア、エッジ、6月7日)