【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本企業の海外進出などをサポートするマルチブック(東京都品川区)は、同社のグローバルクラウドERP(統合基幹業務システム)サービス 「multibook」が、マレーシアの内国歳入庁(IRB)が運営する電子インボイス登録サイト「マイインボイス(MyInvois)ポータル」に標準対応したと発表した。
マレーシアでは、8月1日から電子インボイス制度が段階的に導入されており、来年7月からはすべての事業者に義務付けられる。事業者は、取引ごとに請求情報を税務当局に電子申請し、認証を受ける必要がある。
税務当局への申請方法は大きく2種類あり、マイインボイスポータル経由で申請する場合、通常のフォーマットは11シートから構成され、手作業では時間がかかるが、multibookではマイインボイスポータルに一括で請求書の承認申請をすることができるという。
multibookはタイやインドネシア語など12の言語に対応しており、同社は「今後も各国の税制・法制の要件などへの改正を進めていきたい」としている。