「アップルストア」、TRXエクスチェンジでオープンを計画

【クアラルンプール 】 ウェアラブル製品やデジタル製品の米アップルの商品を体験、購入できる「アップルストア」のマレーシア1号店が2022年にオープンする予定だ。
経済紙「エッジ・マレーシア」によると、「アップルストア」は、クアラルンプール(KL)の国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」に建設中の複合開発「ジ・エクスチェンジTRX」内にオープンするとみられており、アップル・リテイル・ストアの代表者がマレーシアに来訪し、「ジ・エクスチェンジTRX」の経営陣と交渉した模様だ。
「アップルストア」は東南アジアではシンガポールに3店舗、タイに2店舗あり、マレーシアは東南アジア3カ国目となる。
「ジ・エクスチェンジTRX」は、2022年のオープンを予定しており、賃貸可能面積は130万平方フィート。400以上の体験型店舗や旗艦店、体験型飲食店、レジャー、エンターテイメント施設が入居する予定だ。日本からは西武が入居することが決まっている。そのほかには香港系デアリー・ファーム・インターナショナルが高級食料品店、ゴールデン・スクリーン・シネマズが映画館を開設することを計画している。
(マレー・メイル、4月11日)

国内最高「ムルデカ118タワー」2022年Q2に完成へ

【クアラルンプール】 国営投資会社ペルモダラン・ナショナル(PNB)がクアラルンプール(KL)市内に建設中の国内最高層の複合ビル「ムルデカ118タワー」は、2022年第2四半期の完成が見込まれており、同年下半期にテナント入居が可能になる見通しだ。
PNBグループのゼティ・アジズ会長がバーチャル説明会で明らかにしたところによると、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大抑制のために導入された行動制限令(MCO)により建設が一時ストップしたが、昨年5月13日から段階的に再開され、全体の進捗状況は2—3カ月程度の遅延にとどまっている。
すでに工事は118階まで達しており、外装工事は99階まで進んでいる。来年開業する「パークハイアット・ホテル」が高層部分の17フロアに入居する予定。その他のテナントにについては国内外の大企業と話し合いを行なっているが、稼働率は健全な水準が期待されるという。
118階建てタワーをランドマークとした複合開発「ムルデカ118」はPNB子会社のPNBムルデカ・ベンチャーズが開発を手掛けており、総開発額は50億リンギ。PNBグループがタワーの42フロアを占有し、最上部の4フロアを展望フロア、14フロアをアメニティ用、41フロアをテナントに貸し出す予定だ。「パークハイアット・ホテル」は客室232室、スイート28室、サービスアパート30室を有する。賃貸スペースは全延べ床面積の20%に当たる50万平方フィートとなる。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、4月9日)

セルコムとDiGiが合併へ、国内最大の通信会社誕生

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 通信大手のアシアタ・グループは8日、傘下で携帯電話事業を手掛けるセルコム・アシアタが同業のDiGiドットコムと合併する方向で、DiGiの親会社であるノルウェー系テレノル・アジアと協議を開始することを明らかにした。第2四半期中の合意を目指す。

アシアタ・グループの発表によると、アシアタはDiGiドットコムが新たに発行する新株を取得。合併後の新会社はセルコムDiGiとなる。新会社への持株比率はアシアタとDiGiが33.1%ずつとなる見込みで、国益を守るためにアシアタとマレーシアの機関投資家とが合計51%以上を掌握。アシアタが初代会長及び最高経営責任者(CEO)を指名する権利を有する。

実現すれば、売り上げ124億リンギ、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)57億リンギ、顧客数1,900万人の国内最大の通信グループが誕生することになる。アシアタとテレノルは、従業員は重要な資産との判断から合併後にも人員削減を行なわないことで合意した。

アシアタとテレノルはまた、インダストリー4.0のデジタル変革、5Gユースケースの開発、その他の技術を促進するための世界水準のイノベーションセンターを設立することでも合意した。

アシアタとテレノルは、2019年にも合併に向けた交渉を行なったものの合意に至らなかった経緯がある。

MRTプトラジャヤ線第1期、8月にも開業

【クアラルンプール】 首都圏大量高速輸送(MRT)プトラジャヤ線(MRT2、旧称スンガイブロー—セルダン・プトラジャヤ線、全36駅)の第1期の建設及び試運転が7月にもすべて完了し、8月にも営業運転を開始する見通しだ。3日に現場視察及び試乗を行なったウィー・カション運輸相が明らかにした。
プロジェクトの推進母体であるMRTコープによると、プトラジャヤ線第1期(クワサ・ダマンサラ—カンポン・バトゥ間、全長17.5キロメートル)のすでに工事の進捗状況は97%に達しており、電気・機械システムのテストと試運転を残すのみとなっている。なお第2期(カンポン・バトゥ—プトラジャヤ・セントラル間)の進捗率は87%で、は2023年1月の運行開始を予定している。
ウィー運輸相はまた、希望同盟(PH)政権時代に財政難から中断されていたMRT環状線(MRT3)について、先ごろ閣議で続行を決めたことを公表。今年下期にも再開することを明らかにした。MRTコープが3カ月かけてコストを含む事業化調査を実施する。
(フリー・マレーシア・トゥデー、エッジ、ベルナマ通信、4月3日)

アストラゼネカのワクチンの使用承認、接種延期の可能性も

【プトラジャヤ/イスカンダル・プテリ】医薬品管理庁(DCA)は2日の会合で、アストラゼネカ製新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンを条件付きで使用リストに含めることを決めた。
アストラゼネカから生産を受託した韓国のバイオサイエンス社が製造するワクチン320万人分を調達する。1回目の納入は5月の予定。
アストラゼネカのワクチンをめぐっては、複数の国で接種を受けた者に血栓が報告されている。英国では接種後に約30人に血小板減少を伴う血栓が報告され、うち7人が死亡した。
ドイツ、フランス、カナダなどでは血栓発生への懸念から、若年層へのアストラゼネカワクチン接種を制限する動きが起きている。
ワクチン接種計画担当のカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、アストラゼネカのワクチンが不適切と判断した場合、接種を延期せざるを得ないがが、ファイザー・ビオンテックから追加納入の提案を受けており、ワクチン確保に問題は生じないと述べた。現在、英国で報告された血栓症例のデータを検証中だという。
(ベルナマ通信、フリー・マレーシア・トゥデー、4月2日)

カンシノのワクチン納入でソリューションズ、保健省と契約

【クアラルンプール】ソリューション・グループのソリューション・バイオロジクスは、新型コロナウイルス予防ワクチンを保健省に納入する契約を交わした。
中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)が製造しているワクチンで、350万回分を納入する。
うち50万回分は接種可能な状態での輸入。300万回分についてはバルクでの輸入で、ソリューション・バイオロジクスがマレーシア工場で充填する。
1回接種のワクチンで、農村地域など2回の接種が困難な地域の住民に接種する。ファイザー・ビオンテックやシノバックのワクチンは2回の接種が必要。
(ベルナマ通信、4月1日)

プロドゥア、第1四半期の販売台数は29%増加

【ラワン=マレーシアBIZナビ】 ダイハツ系プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)は、第1四半期の販売台数が5万7,911台となり、前年同期比で29%増加したと明らかにした。
3月3日に発表したコンパクトSUV、新型「アティバ」など全てのモデルの需要の高まりに答えるために生産量を増加したことが貢献した。第1四半期の生産台数は、前年同期比23%増の6万383台となった。
3月の販売台数は2万4,433台で、前月比で47.3%増となった。「アティバ」は2月19日に予約受付を開始したが、これまでに1万4,574件の予約を受け付けた。納車目標を3,000台に設定していたが、すでに3,000台以上を納車した。
プロドゥアは、今年の販売台数目標を前年比9%増の24万台、生産台数目標を23%増の27万2,000台としている。
アミナル・ラシド・サレー社長兼最高経営責任者(CEO)は、半導体不足が起きているが、日々状況をモニターして生産ラインが稼働し続けることができるように努めていると言明。半導体不足の問題があるものの、目標は達成できると見込んでいると述べた。

「ムティアラジョホールバル」5月末で営業終了

【ジョホールバル】 ジョホール州初の4つ星ホテル「ムティアラ・ジョホールバル」が5月末で営業を終了すると発表した。5月23日までは営業を続ける。
ホテルのオーナーは声明の中で、新型コロナウイルス「Covid-19」により長期にわたって経営に打撃を受け財務状況が逼迫したためと説明。すべての従業員は雇用契約に基づいて解雇通知を受け、労働協約及び雇用法の規定に則り解雇手当てが支払われるとしている。
「ムティアラ・ジョホールバル」は1982年に「ホリデイイン」として開業し、1992年に「クラウン・プラザ」に改称。2000年からは「ムティアラ・ホテル」となり、別棟開設により部屋数が180室から336室に増加していた。
マレーシア・ホテル協会(MAH)ジョホール支部によると、同州ではこれまで少なくともホテル15カ所が営業を停止している
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、星州日報、3月30日)

スターバックスリザーブ、トロピカナガーデンズモールに開業

【クアラルンプール】スターバックスの「リザーブ」店がペタリンジャヤのトロピカナ・ガーデンズ・モール(TGM)で開業した。リザーブは、より洗練されたコーヒーを楽しみたい客のためのブランドで、客は好みのコーヒー豆を多様な抽出方法で注文できる。
天井は高くし、室外空間はコーヒー豆をかたどるなど工夫を凝らした店舗。リザーブ店でマレーシア最大。運営はベルジャヤ・スターバックス・コーヒー。
幅50フィート(約15メートル)の壁面を「感謝の壁」と名付け、最前線で働く医療関係者やバリスタの写真200枚余りをあしらっている。
TGMは7フロアに約300店が入居しており、MRTスリアン駅に直結している。日本最大級の総合ディスカウントストア、ドン・キホーテが近く「情熱ドンドンドンキ」店を開設する。
(マレーシアン・リザーブ、3月29日)

5G脅威への対処で実験施設を開設へ、ファーウェイなど3者が参加

【クアラルンプール】サイバーセキュリティーに関する政府機関のサイバーセキュリティー・マレーシア(CSM)、携帯電話のセルコム・アシアタおよび通信機器の中国系ファーウェイ(華為技術)マレーシアは、5G(第5世代移動通信システム)サイバーセキュリティー試験施設を設けることで合意し、覚書を交わした。CSMの敷地内に23年中をめどに整備する。この種の試験施設は東南アジアで初めて。
5G通信のセキュリティーにかかわる脅威の理解、管理、緩和を目的としたプロジェクト。政府は今年末に5Gネットワークの敷設を開始する方針だ。
CSMのアミルディン最高責任者は「サイバー上の脅威は増大しており、国の安全保障、国民の安全確保が最重要課題だ。脅威から組織、個人を守るための知識、ツールが必要になる」と語った。
試験施設では、無線アクセスネットワーク、ネットワークを相互接続するコアネットワーク、クラウドで利用するアプリケーション、ユーザー機器など多様な技術の研究に取り組む。
(ベルナマ通信、3月30日)