新型コロナの感染者数は1924人、7週間ぶりに1千人台に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は25日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,924人増加したと発表した。1千人台にまで減るのは1,741人だった1月4日以来。アクティブ感染者数は2万8,837人で、累計感染者数は29万3,698人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く666人だった。それに▽ジョホール州(257人)▽サラワク州(219人)▽クアラルンプール(KL、218人)▽ペナン州(162人)▽ペラ州(120人)▽サバ州(93人)▽ネグリ・センビラン州(62人)▽クランタン州(44人)▽ケダ州(29人)▽マラッカ州(22人)▽パハン州(19人)▽トレンガヌ州(6人)▽ラブアン(4人)▽プトラジャヤ(2人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。新たに3,752人が回復し、累計治癒者は26万3,761人となった。死者数は12人増えて、累計で1,100人となった。 保健省のノール・ヒシャム事務次官は24日、新たに8カ所のクラスターを確認したと発表した。
7カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、残り1カ所はコミュニティで起きたクラスターだった。
ジョホール州で3カ所、ペナン州で2カ所、セランゴール州、ペラ州、サバ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生。現在感染者を出している継続中のクラスターは509カ所となった

日マ関係の重要性、岡大使が天皇誕生日にオンライン演説

【クアラルンプール】在マレーシア日本大使館の岡浩大使は日本の祝日である天皇誕生日の23日、日本・マレーシア関係についてオンラインで声明を発表。マレーシアがルックイースト(東方)政策を採用した結果、数えきれないほどの協力事業が行われ、大きな進展が見られたと関係の重要性を強調した。
同政策は2国間における貿易・投資のけん引役を果たし、製造業だけで約1,500の日本企業がマレーシアに拠点を設け、34万人の雇用を創出する成果を上げたという。
国別の外国直接投資で日本は最大の投資国(19年実績)。投資も従来の電気・電子以外に、高付加価値分野への投資が増えており、マレーシア政府が目指す生産性向上を後押しするため、日本企業に対しマレーシアへの投資をさらに働きかけると述べた。
東方政策に基づく人的交流も行われ、日本で学んだマレーシア国民が各分野で活躍し、両国関係の緊密化に貢献しているという。
(ベルナマ通信、マレーシアン・リザーブ、2月24日)

巣ごもり需要で家電売り上げが好調

【クアラルンプール】 行動制限令(MCO)により多くの業界が売り上げを減らしている中、「巣ごもり需要」が拡大したことから家電製品の売れ行きは好調で、中でもオーブンは品切れが出る人気だという。

マレーシア家庭用電化製品協会(FOMEDA)によると、昨年3月にMCOが発令されて以降の家電製品人気トップ5はオーブン、テレビ、コンピューター、冷蔵庫、洗濯機。30—50%も売り上げがアップし、業界団体としてもこれは予想外だったという。業界では、ローン返済猶予などの支援策が寄与したと考えているという。

MCOが発令され、出勤制限や在宅勤務の普及により多くの人が自宅にいる時間が多くなり、余暇に使う時間や料理に使う時間が増え、焼き菓子などをつくるためのオーブン需要が拡大した。冷蔵庫やテレビも小型のものから大型のものに買い替える需要が増加。洗濯機も大容量のものや高出力のものに買い替える傾向が増えた。これらの家電製品は主に中国、タイ、ベトナムから輸入されているという。

(星州日報、2月21日)

昨年の消費者からの苦情は前年の2倍、ネット通販の増加が主因

【クアラルンプール】国内取引消費者行政省によると、昨年消費者から寄せられた商取引に関する苦情は1万1,509件で、前年より112.5%増加した。オンラインプラットフォームでの買い物増が主因だ。
マレーシア経済・戦略見通しフォーラムでのナンタ・リンギ大臣の発言によると、オンライン通販に乗り出す小売業者が急増し、あの手この手の客寄せの手法が見られた。
消費者に誤解を与えるような、表向けだけの割引販売が一例で、原価を下回るような販売価格で競争相手の駆逐を試みる手法もあったという。
インターネット通販は便利ではあるものの、身分詐称、クレジットカード詐欺などのリスクも伴うため、注意が必要だという。
(マレーシアン・リザーブ、2月23日)

 

新型コロナワクチン、接種にかかる所要時間は15ー30分

【プトラジャヤ】 アダム・ババ保健相は23日、新型コロナウイルス「Covid-19」の集団接種のデモンストレーションを行い、流れや手順を説明する会見を開いた。ワクチン摂取の所要時間は副反応の観察を含めて、およそ15ー30分程度になる。
第1段階として、体温測定や当日の健康状態の申告を行った後、第2段階としてワクチン接種の登録を行う。第3段階では接種が可能かどうかを判断する診察が行われ、問題がなければ第4段階としてワクチンの接種を受ける。その後の最終段階として、接種会場での経過観察を行い、副反応が見られない場合は帰宅することができる。
アダム大臣によると、体温測定からワクチン接種までの時間は約10ー15分で、経過観察は15分程度となる見込みだ。
デモンストレーションに参加したワクチン調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、ワクチンの集団接種は3つのフェーズに分けて実施すると明らかにした。2月から4月までを第1フェーズとして医療従事者や最前線で働く50万人に接種を実施する。第2フェーズ(4月から8月)は感染すると悪化するリスクが高い高齢者などが対象で、第3フェーズ(5月から来年2月)では18才以上の成人を対象に集団接種を実施する予定だ。
(フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、2月23日)

ワクチン接種開始、ムヒディン首相が第一号

【プトラジャヤ=マレーシBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンの接種が24日、マレーシアでも開始され、第一号としてムヒディン・ヤシン首相が接種を受けた。
ワクチン接種プログラム第1フェーズが行なわれる500カ所の接種センターの一つであるプトラジャヤの第11区にある地区保健クリニックを訪れたムヒディン首相は、職員からワクチン接種の手順に関する説明を受け、医師からの問診を受けた後に接種した。接種後には副反応に備えて15分間の待機を求められたが、異常はみられなかった。
ムヒディン首相のワクチン接種に続き、同クリニックでは保健省のノール・ヒシャム事務次官と保健省職員4人が接種を受けた。ムヒディン首相の接種にはワクチン調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相、アダム・ババ保健相が立ち会った。
カイリー科技相によると、21日に到着した第一陣では米ファイザー-バイオNテック製のワクチン31万2,390回分が、27万1,802人の医療関係者や軍・警察などの最前線の職員に接種される。ワクチンは▽セランゴール州(6カ所)▽ジョホール州(4カ所)▽クアラルンプール(KL、3カ所)▽ペナン州(2カ所)▽プトラジャヤ(1カ所)——の合計16カ所に保管される。

新型コロナの感染者数は3545人、3日ぶりに3千人超

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から3,545人増加したと発表した。3日ぶりに3千人台となった。アクティブ感染者数は3万677人で、累計感染者数は29万1,774人となった。

州・地域別の感染者数はネグリ・センビラン州が最も多く1,392人だった。それに▽セランゴール州(581人)▽クアラルンプール(KL、381人)▽サラワク州(353人)▽ジョホール州(318人)▽ペラ州(188人)▽サバ州(105人)▽ペナン州(95人)▽クランタン州(53人)▽マラッカ州(26人)▽トレンガヌ州(22人)▽ケダ州(17人)▽パハン州(8人)▽ラブアン(5人)▽プトラジャヤ(1人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに3,331人が回復し、累計治癒者は26万9人となった。死者数は12人増えて、累計で1,088人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は23日、新たに13カ所のクラスターを確認したと発表した。
11カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、残り2カ所はコミュニティで起きたクラスターだった。
ジョホール州で4カ所、セランゴール州で3カ所、KLで2カ所、ネグリ・センビラン州、ケダ州、サバ州、サラワク州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生。その一方で新たに8カ所のクラスターが収束した。

「ビレッジグローサー」22日からレジ袋配布を停止

【クアラルンプール】 高級スーパーマーケットチェーン「ビレッジ・グローサー」は、22日から首都圏クランバレーとジョホール州にある全店舗でレジ袋の配布を停止すると発表した。今後は顧客にマイバッグの持参を求める。
「ビレッジ・グローサー」運営会社のザ・フード・パーベイヤー(TFP)によると、同社が打ち出した2023年末までにすべての事業から使い捨てプラスチックを排除する「プラスチック・フリー・バイ2023」計画に則ったもので、プラスチックごみ排出量の削減に貢献し、リサイクルや持続可能な社会の実現に向けて顧客に啓蒙するのが狙い。「BITES」プログラムを通じ、再利用可能なマイバッグ持参の場合にポイントを付加する。年末までに使い捨てレジ袋3,000万枚の削減を目指す。
世界自然保護基金(WWF)が委託した2019年の調査によると、マレーシアのプラスチック年間消費量が1人あたり16.78キログラムで、東南アジア諸国連合(ASEAN)アセアンの他の国より多かった。
(マレー・メイル、2月22日)

航空委員会、運航取り止めに対する払い戻しの徹底を要請

【クアラルンプール】マレーシア航空委員会(Mavcom)は22日、パンデミック(感染症の世界的流行)による国内外の旅行制限で運航が取りやめになったフライトの予約客に対する払い戻しの徹底を改めて航空会社に呼び掛けた。
Mavcomは、マレーシア航空法など2法に基づく機関として責務を果たすための声明と強調。税、手数料を含めた全額を払い戻すことが、予約客だけでなく、当の航空会社の利益になるとした。
また、航空会社は払い戻し請求に応じていると認識しているが、引き続き最善の努力を払うよう求めるとした。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月23日、ベルナマ通信、2月22日)

ワクチン接種推進と中国が経済成長の鍵、世銀見解

【クアラルンプール】マレーシア経済・戦略見通しフォーラムで、世界銀行エコノミストのリチャード・レコード氏は、多くの国でワクチン接種計画が年内にほぼ完了する見通しで、この結果消費が刺激され、貿易増、一次産品の値上がりが期待できるとの見解を示した。今年の世界経済は4%の増加が、マレーシア経済は5.6ー6.7%の増加が期待できるという。
マレーシアを含むアジア経済の成長の要因としてレコード氏は中国の存在を上げた。しかしマレーシアのワクチン接種の進展が遅く、感染拡大の抑制に失敗し、再度行動制限令が施行されるようであれば経済成長に影響するという。
このため短期的に、感染の封じ込めと感染しやすい層の保護、経済の成長に伴う財政力の強化が必要だという。
別のパネリスト、ジュワイIQIグローバルのシャン・サイード主任エコノミストは、マレーシア政府がマクロ経済の安定を保っていることを評価。「政府は経済を制御している」と述べた。
(ベルナマ通信、2月22日)