インドネシアなど3カ国の長期ビザ保持者、7日から入国禁止

【プトラジャヤ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は1日、インドネシア、インド、フィリピン——の3カ国の長期滞在パス保有者を対象に9月7日付けで入国を禁止すると発表した。

 これら3カ国で新規感染者が増加していることを受けたもので、対象となるパスのカテゴリーは▽永住許可証(PR)▽マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)▽プロフェッショナル・ビジット・パス(PVP)▽就労パス・カテゴリー1(EP1)▽配偶者と子供▽外国人留学生——の6カテゴリー。
サブリ大臣は、「これら3カ国における感染者の急激な増加を受けて、入国制限を課すことにした」とコメント。今後冬に向かうために感染拡大が懸念される国々についても、長期滞在パス保有者の入国制限を検討する方針だと述べた。
(マレー・メイル、エッジ、9月1日)

新型コロナ感染者は新たに6人、うち2人がケダで感染

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は31日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から6人増えて9,340人になったと発表した。

新規感染者のうち4人はシンガポールからの入国者。残り2人はケダ州で感染した。新たに6人が退院し治癒者数は9,054人に増加した。死者数は2日連続で1人増えて127人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は30日、2つのクラスターが新たに発生したと明らかにした。一つ目はセランゴール州クラン港の船の乗組員(外国人)から発生した「MVグレン・クラスター」で、同乗組員と海運会社に勤めるマレーシア人の2人が感染した。二つ目はケダ州アロースターにあるスルタナ・バヒヤ病院から検出された「テラガ・クラスター」。感染者は病院の従業員2人で、新型コロナの診察や治療は行っていなかったという。病院の従業員および家族374人が検査を受けたが、同感染者以外の372人は陰性だったため、病院は通常通り開院している。

海外で感染した入国者について、ノール事務次官によるとインドネシアで感染した入国者が最も多く295人(32.6%)に上ったことが分かった。これにエジプト(93人、10.3%)とシンガポール(70人、7.7%)が続いた。28日までに10万6,793人が入国し、うち904人の感染者が検出された。

復興のための行動制限令、年末まで延長

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン・ヤシン首相は8月28日、復興のための行動制限令(RMCO)を12月31日まで延長すると発表した。

 行動制限令(MCO)を緩和したRMCOは8月31日までとなっていたが、海外からの新型コロナウイルス「Covid-19」第2波の流入懸念が消えないことから、これまでの国境管理を続ける。ナイトクラブやエンターテインメントセンター営業、外国からの観光客の入国は引き続き禁止する。観客を入れたスポーツイベントも禁じる。国家災害管理局(Nadma)が管理する新型コロナ基金も12月31日まで延長される。
ムヒディン首相は「国民の日常活動は通常どおり続行でき、標準的運用手順(SOP)を順守によって国民生活が阻害されることはないと確信している」と言明。感染拡大地域に対してはこれまで通り、対象を絞ったMCOで対処すると述べた。
連邦政府は3月18日にMCOを発令し、5月4日から条件付きMCO(CMCO)に移行し、大部分の経済活動を緩和。6月10日からはほとんどの社会活動を認めるRMCOに移行していた。

新型コロナ感染者は新たに5人、うち3人がマラッカで感染

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は27日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から5人増えて9,296人になったと発表した。

新規感染者のうち2人はフィリピンとエジプトからの入国者。残り3人はマラッカ州で感染した。新たに16人が退院し治癒者数は8,994人に増加した。死者数は28日連続ゼロで、125人を維持した。

保健省は26日、公式ツイッターを通して2つのクラスターが消滅したと明らかにした。一つ目のクラスターはジョホール州の宗教センターが関連している「ブキティラム・クラスタ-」で、これまでにマレーシア人6人と外国人4人の計10人が感染した。二つ目はサラワク州の「マンボン・クラスター」。マンボンにある会社から同クラスターが発生し、感染者数はマレーシア人5人と外国人2人の計7人に上った。二つのクラスターから死者は出なかった。

ケダ州で拡大する「タワル・クラスター」について保健省のノール・ヒシャム事務次官は、蔓延抑制に向け州内で公衆衛生活動を強化すると発表した。消毒のため学校や施設を閉鎖し、標準運用手順(SOP)の実施および、影響を受けている地域の人々に最新情報を発信するためマスメディアとのコミュニケーションを強化する。同クラスターは8月1日に親族内で行った追悼式で発生し、現時点で国内最大のアクティブ・クラスターとなっている。3次感染により感染者数は73人に上った。

グリーンゾーン国・地域との旅行再開案、9月上旬に提出

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大の抑制に成功したとみなされる「グリーンゾーン国・地域」間との旅行再開に向けた提案が9月上旬に国家安全委員会(NSC)へ提出される。ナンシー・シュクリ観光芸術文化相が明らかにした。
ナンシー氏によると、相互に行き来を認める国際的なエリアを設定する「トラベル・バブル」の下で、対象国・地域間と標準運用手順(SOP)を最終決定する。対象国は日本やシンガポールなど。観光芸術文化省(MOTAC)は豪州とも協議を進めていたが、同国において感染拡大の第2波が広がっていることから計画をストップしている。多くの国で感染第2波が発生していることから、国全体での旅行再開ではなく、地域ごとに「トラベル・バブル」を設定するという。
また国内観光を後押しする取り組みの一環としてMOTACは、国内市場向けの旅行展示「チュティ・チュティ(休日)マレーシア・フェア」においてテレビプロモーションを実施する。島やビーチ、ダイビングなどの水中のアクティビティ、自然、食べ物などいくつかの観光テーマや商品を紹介し、国内旅行を活性化させる狙い。国内観光における標準業務手順(SOP)を向こう2週間で策定する予定だ。
(ザ・スター、マレー・メイル、8月26日)

新型コロナ感染者が新たに6人、うち5人はケダ州で感染

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は26日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から6人増えて9,291人になったと発表した。

新規感染者のうち1人はシンガポールからの入国者。残り5人はケダ州で感染した。新たに7人が退院し治癒者数は8,978人に増加した。死者数は27日連続ゼロで、125人を維持した。

ペルリス州の2村とケダ州の4準地区を対象とした事実上のロックダウン(封鎖)である一部地域対象の強化行動制限令 (TEMCO)が26日付で解除された。イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)によると、両州のTEMCOはそれぞれ8月30日と9月4日に終了する予定だったが、同地域において新規感染者が検出されなかったため解除日を早めた。ケダ州では「タワル・クラスター」が拡大しているが、これ以上のTEMCO実施は必要ないと保健省が判断したという。TEMCOの下でペルリス州カンポン・サンランとカンポン・タナ・ティンブルの住人1,397人と、ケダ州クバンパスとパダンテラップで7,000人以上がスクリーニング検査を受けた。

標準業務手順(SOP)に従わなかった場合の罰金について保健省のノール・ヒシャム事務次官は、現行の1,000リンギから1万リンギに引き上げるべきとの見解を示した。「1988年感染症予防管理法(342法)」が策定された1988年当時における罰金1,000リンギの罰則は妥当であるが、現在の基準に置き換えると1万リンギが適切だと指摘。すでに議会に同提案を提出したとした上で、申し立ての受理には時間がかかる可能性があると述べた。

新型コロナ感染者が新たに11人、うち9人は国内感染

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は25日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から11人増えて9,285人になったと発表した。
新規感染者のうち2人がフィリピンとインドネシアからの入国者。残り9人はケダ州(7人)とセランゴール州(1人)、ペルリス州(1人)で感染した。新たに6人が退院し治癒者数は8,971人に増加した。死者数は26日連続ゼロで、125人を維持した。
保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、親族内で行った追悼式で発生したケダ州のタワル・クラスターの感染者数が24日時点で65人に上った。日本を出発しビントゥル港に到着した石油タンカーが関連するアラム・クラスターについては、同日時点で7人となった。同タンカーは7月27日ー8月1日間にかけて富山県の富山新港に停泊。8月10日にラブアン港に寄港し、その後ビントゥル海域で乗組員2人が新型コロナの初期症状を訴えた。

マレーシア人のシンガポールでの隔離日数、9月から7日に

【シンガポール】 シンガポール政府は、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染対策の感染リスクの低い国および地域から入国制限措置を緩和すると発表。9月1日からマレーシアからの入国者の隔離日数を14日から7日に半減すると明らかにした。
マレーシア以外に隔離日数の半減が決まったのは、豪州(ビクトリア州以外)、マカオ、中国、台湾。シンガポールの国民や永住権所有者と同じく、隔離日数が7日間となり、ホテルや親族の住む住居などで隔離することができるようになる。
マレーシア・シンガポール間の通勤、業務・公用を目的とした往来に関しては、「定期通勤申し合わせ」(PCA)および業務渡航・公務出張者を対象とした「相互グリーン・レーン」(RGL)は継続して行う。
一方で、 シンガポール政府はニュージーランド(NZ)とブルネイに対しては、9月1日から入国時の隔離を不要とする。
(ベルナマ通信、ストレーツ・タイムズ、8月21日)

新型コロナ感染者は新たに7人、うち5人がサラワクで感染

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から7人増えて9,274人になったと発表した。
新規感染者のうち2人がフィリピンと米国からの入国者。残り5人はサラワク州で感染した。新たに6人が退院し治癒者数は8,965人に増加した。死者数は25日連続ゼロで、125人を維持した。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は21日、クアラルンプール(KL)のティティワングサにあるレストランで新たなクラスター「マジュ・クラスター」が発生したと明らかにした。保健省は16日、KL市内でランダムに行ったスクリーニング検査でレストランの従業員2人の感染を確認した(9,176人目と9,177人目の感染者)。その後従業員16人と同レストランの利用者および関係者656人の計672人を検査し、レストランで飲食した顧客1人も感染していたことが分かった。同レストランでは消毒が行われた。

8月末までのRMCO、保健省や商工団体が延長を要請

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 8月31日で復興のための行動制限令(RMCO)が期限を迎えるが、保健省や商工団体は再度の新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大の懸念から、いずれも国家安全評議会(NSC)に対して延長を求めている。
アドハム・ババ保健相は、世界保健機関(WHO)が新型コロナの世界的流行が少なくとも2年間続くと予想していることを引用し、NSC及びムヒディン・ヤシン首相に対して状況が制御下になるまで継続するよう勧告したことを公表。最終決定はムヒディン首相次第だと述べた。
マレーシア小売チェーン協会のシャーリー・タイ会長は、行動制限令(MCO)からRMCOに規制が緩和されたことで小売業がある程度ビジネスを正常化させることができたとした上で、「新型コロナ流行がしばらく続くと予想されるため必要な安全対策を講じることは重要」と慎重な見方を表明。「会員企業はある程度の規制が継続されることを望んでおり、ある程度不便であってもまったく規制が無いよりはましと考えている」と述べた。
中小企業(SME)協会のマイケル・カン会長は、政府の規制緩和ペースが早すぎるのではないかと懸念を表明。流行後の出口を確保するための準備はまだ整っていないため別のバージョンのMCOを発令する必要があり、標準的運用手順(SOP)は少なくとも年内は続ける必要があると述べた。
マレーシア製造業者連盟(FMM)のソー・ティエンライ会長は、RMCOが終了するか新たなバージョンが発令されるかに関わらず、会員企業に対して警戒を続けるよう呼び掛けていると言明。再びロックダウンする事態は避けなければならないと述べた。