シノバック製のワクチン、27日にKLIAに到着

【クアラルンプール】 中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンが2月27日、マレーシア航空(MAS)の「MH319」便で北京から無事にクアラルンプール新国際空港(KLIA)に到着した。
今回到着したワクチンは200リットルで、30万回以上接種できる量となっている。医薬品製造のファーマニアガは1月13日、シノバックとの間で、1,400万回分のワクチンを充填し供給する契約を交わしていた。
ワクチン調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、当局がワクチンの承認に向けて、充填などの安全性など検証をした後に承認すると説明。一方で、米ジョンソン・エンド・ジョンソンからもワクチンを購入する計画についても、調達向けて詳細を詰めている段階だと明らかにした。
マレーシアでは21日に、米ファイザー製のワクチンが初めて到着した。24日よりムヒディン・ヤシン首相や保健省のノール・ヒシャム事務次官のほか、医療従事者や最前線で働く治安維持関係者などの接種がスタートしている。
(エッジ、2月27日)

新型コロナの感染者数は1828人、累計で30万人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は1日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,828人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万5,542人で、累計感染者数は30万2,580人となった。

州・地域別の感染者数はジョホール州が最も多く490人だった。それに▽セランゴール州(453人)▽サラワク州(220人)▽ネグリ・センビラン州(167人)▽ペラ州(144人)▽サバ州(104人)▽ペナン州(85人)▽クアラルンプール(KL、75人)▽クランタン州(36人)▽ケダ州(16人)▽トレンガヌ州(15人)▽マラッカ州(8人)▽パハン州(8人)▽プトラジャヤ(6人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。ラブアンのみゼロだった。新たに2,486人が回復し、累計治癒者は27万5,903人となった。死者数は5人増えて、累計で1,135人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は2月28日、新たに9カ所のクラスターを確認したと発表した。
9カ所全てが工場、建設現場など職場に関連するクラスターだった。ジョホール州で4カ所、セランゴール州で3カ所、KL、ペナン州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
これまでに発見されたクラスターは累計1,138カ所で、新たに3カ所が収束し、現在感染者を出しているアクティブなクラスターは491カ所となった。

MCO違反金引き上げ、「悪質な場合のみ」警察長官

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 行動制限令(MCO)違反者に対する罰金の上限が、3月11日より1万リンギに引き上げられることが決まったが、アブドル・ハミド・バドル警察長官は、罰金引き上げの対象は再犯者や感染を拡大させる可能性のある行為を行なうなど悪質な場合に限定されると言明した。
同警察長官は、罰金額が大幅に引き上げられることに対して国民から不安の声が上がっていることを言及。公共の場所におけるマスク非着用などを含め標準的運用手順(SOP)に違反したすべての者を罰金引き上げの対象にする訳ではないと述べた。
また警察は保健省の決定に基づき法を執行するだけであり、仮に1万リンギの違反キップを切られた場合でも、保健省に事情を説明して大幅に減額、例えば200リンギにしてもらうことができると述べた。
MCO違反者に対する罰則については、客観性のある明確な基準がないとの指摘は度々上がっている。社会活動家のクマラン・スブラモニアムさんは「現行犯で賭博が見つかった場合のように誰が見ても科金されるべきケースはいいが、息苦しくてマスクを少し外した場合に科金されるのは不公平だ」と指摘している。

ランカウイ—クアラペルリス間のフェリー運航が再開へ

【アロースター】 新型コロナウイルス「Covid-19」のために運航休止となっていたランカウイ島と本土側のクアラ・ペルリスを結ぶフェリーサービスが、2月27日から毎日1往復再開される。
フェリー運航を手掛けるコンソーシアム・フェリー・ライン・ベンチャーズのバハリン・バハロム人事・運航マネジャーによると、運航スケジュールはクアラ・ペルリス発が午前11時30分で、ランカウイ発は午後2時となっている。また毎日1往復しているランカウイ—クアラ・ケダ間のフェリーについても、近くもう1往復増やす方針だ。
新型コロナによる移動規制が敷かれる前には、ランカウイ—クアラ・ペルリス間は1日10往復、ランカウイ—クアラ・ケダ間は同8往復運航されていた。
(マレーシアン・リザーブ、2月25日)

新型コロナの感染者数は2253人、セランゴールで633人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は2月26日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,253人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万7,994人で、累計感染者数は29万5,951人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く633人だった。それに▽ペラ州(545人)▽ジョホール州(276人)▽サラワク州(250人)▽サバ州(129人)▽クアラルンプール(KL、122人)▽ペナン州(93人)▽クランタン州(73人)▽ネグリ・センビラン州(68人)▽ケダ州(25人)▽パハン州(21人)▽マラッカ州(13人)▽ペルリス州(4人)▽トレンガヌ州(1人)ーーが続いた。ラブアンとプトラジャヤはゼロだった。新たに3,085人が回復し、累計治癒者は26万6,846人となった。死者数は11人増えて、累計で1,111人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は25日、新たに8カ所のクラスターを確認したと発表した。
5カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、2カ所はコミュニティ、1カ所は感染すると重症になる可能性が高いグループで起きたクラスターだった。セランゴール州で3カ所、KL、パハン州、ペラ州、サラワク州、ペナン州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
一方で、米ファイザー-バイオNテック製のワクチンを24日に接種したことについてノール氏は、これまでのところ発熱など何も副反応も出ておらず体調は良いと強調。感染情報・追跡のためのスマートフォンアプリ「MySejahtera」でのワクチン接種の登録を呼びかけた。

新型コロナの感染者数は1924人、7週間ぶりに1千人台に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は25日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,924人増加したと発表した。1千人台にまで減るのは1,741人だった1月4日以来。アクティブ感染者数は2万8,837人で、累計感染者数は29万3,698人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く666人だった。それに▽ジョホール州(257人)▽サラワク州(219人)▽クアラルンプール(KL、218人)▽ペナン州(162人)▽ペラ州(120人)▽サバ州(93人)▽ネグリ・センビラン州(62人)▽クランタン州(44人)▽ケダ州(29人)▽マラッカ州(22人)▽パハン州(19人)▽トレンガヌ州(6人)▽ラブアン(4人)▽プトラジャヤ(2人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。新たに3,752人が回復し、累計治癒者は26万3,761人となった。死者数は12人増えて、累計で1,100人となった。 保健省のノール・ヒシャム事務次官は24日、新たに8カ所のクラスターを確認したと発表した。
7カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、残り1カ所はコミュニティで起きたクラスターだった。
ジョホール州で3カ所、ペナン州で2カ所、セランゴール州、ペラ州、サバ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生。現在感染者を出している継続中のクラスターは509カ所となった

新型コロナワクチン、接種にかかる所要時間は15ー30分

【プトラジャヤ】 アダム・ババ保健相は23日、新型コロナウイルス「Covid-19」の集団接種のデモンストレーションを行い、流れや手順を説明する会見を開いた。ワクチン摂取の所要時間は副反応の観察を含めて、およそ15ー30分程度になる。
第1段階として、体温測定や当日の健康状態の申告を行った後、第2段階としてワクチン接種の登録を行う。第3段階では接種が可能かどうかを判断する診察が行われ、問題がなければ第4段階としてワクチンの接種を受ける。その後の最終段階として、接種会場での経過観察を行い、副反応が見られない場合は帰宅することができる。
アダム大臣によると、体温測定からワクチン接種までの時間は約10ー15分で、経過観察は15分程度となる見込みだ。
デモンストレーションに参加したワクチン調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、ワクチンの集団接種は3つのフェーズに分けて実施すると明らかにした。2月から4月までを第1フェーズとして医療従事者や最前線で働く50万人に接種を実施する。第2フェーズ(4月から8月)は感染すると悪化するリスクが高い高齢者などが対象で、第3フェーズ(5月から来年2月)では18才以上の成人を対象に集団接種を実施する予定だ。
(フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、2月23日)

新型コロナの感染者数は3545人、3日ぶりに3千人超

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から3,545人増加したと発表した。3日ぶりに3千人台となった。アクティブ感染者数は3万677人で、累計感染者数は29万1,774人となった。

州・地域別の感染者数はネグリ・センビラン州が最も多く1,392人だった。それに▽セランゴール州(581人)▽クアラルンプール(KL、381人)▽サラワク州(353人)▽ジョホール州(318人)▽ペラ州(188人)▽サバ州(105人)▽ペナン州(95人)▽クランタン州(53人)▽マラッカ州(26人)▽トレンガヌ州(22人)▽ケダ州(17人)▽パハン州(8人)▽ラブアン(5人)▽プトラジャヤ(1人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに3,331人が回復し、累計治癒者は26万9人となった。死者数は12人増えて、累計で1,088人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は23日、新たに13カ所のクラスターを確認したと発表した。
11カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、残り2カ所はコミュニティで起きたクラスターだった。
ジョホール州で4カ所、セランゴール州で3カ所、KLで2カ所、ネグリ・センビラン州、ケダ州、サバ州、サラワク州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生。その一方で新たに8カ所のクラスターが収束した。

新型コロナの感染者数は2468人、セランゴールで932人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は23日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,468人増加したと発表した。アクティブ感染者数は3万475人で、累計感染者数は28万8,229人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く932人だった。それに▽ジョホール州(428人)▽ペラ州(308人)▽クアラルンプール(KL、155人)▽ペナン州(155人)▽サラワク州(133人)▽ネグリ・センビラン州(100人)▽クランタン州(96人)▽サバ州(94人)▽マラッカ州(22人)▽ケダ州(15人)▽パハン州(11人)▽トレンガヌ州(9人)▽ラブアン(6人)▽プトラジャヤ(4人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに4,055人が回復し、累計治癒者は25万6,678人となった。死者数は14人増えて、累計で1,076人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は22日、新たに8カ所のクラスターを確認したと発表した。7カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、残りはコミュニティで起きたクラスターだった。

セランゴール州で3カ所、サラワク州で2カ所、KL、ネグリ・センビラン州、ペナン州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。その一方で、新たに14カ所のクラスターが収束した。

ワクチン第一陣が到着、前倒しで24日に接種開始へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、第一陣のワクチンの到着が早まったことから、26日を予定していた接種を24日に前倒しで開始すると発表した
プトラジャヤ・ヘルスクリニックで24日にムヒディン・ヤシン首相や保健省のノール・ヒシャム事務次官のほか、続いて医療従事者や最前線で働く治安維持関係者なども接種を受ける。
すでに最前線の57万1,802人がワクチン接種登録を行なっており、57.3%を医療従事者、42.7%を軍人、警察官、刑務官、税務署員、消防署員、自警団などが占めた。
米ファイザー製のワクチンの第一陣は、21日午前10時過ぎにマレーシア航空(MAS)便で無事にクアラルンプール新国際空港(KLIA)に到着した。またペナン空港にも同日、1万6,000回分のワクチンが到着した。中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製のワクチンは2月27日に到着する予定。