新型コロナの感染者数は2720人、セランゴール州で1300人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は16日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,176人増加したと発表した。アクティブ感染者数は4万7,135人で、累計感染者数は26万6,445人となった。
州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く910人だった。それに▽ジョホール州(269人)▽サラワク州(246人)▽クアラルンプール(KL、182人)▽ネグリ・センビラン州(145人)▽サバ州(97人)▽ペナン州(91人)▽ペラ州(83人)▽トレンガヌ州(53人)▽ケダ州(33人)▽クランタン州(31人)▽パハン州(15人)▽マラッカ州(14人)▽プトラジャヤ(7人)ーーが続いた。ペルリス州とラブアンはゼロだった。新たに4,521人が回復し、累計治癒者は21万8,335人となった。死者数は10人増えて、累計で975人となった。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は15日、新たに13カ所のクラスターを確認したと発表した。10カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、残りはコミュニティーとリスクの高いケアセンター、拘置所で起きたクラスターだった。
セランゴール州で5カ所、ペナン州とトレンガヌ州でそれぞれ2カ所、マラッカ州、ジョホール州、ペラ州、KLでそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
これまでに確認されたクラスター数は996カ所。新た8カ所のクラスターが収束し、現在継続中のクラスターは前日の484カ所から489カ所に増えた。

KLやセランゴール州など、MCOを3月4日まで延長

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は、18日で期限を迎える第二次行動制限令(MCO2.0)について、▽クアラルンプール(KL)▽セランゴール▽ペナン▽ジョホール——のみを対象に3月4日まで2週間延長すると発表した。

 新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大を防ぐため、MCO指定域における州間及び地域間移動は引き続き禁止されるが、半径10キロメートルの移動制限は解除される。

 一方、▽サバ▽パハン▽ネグリ・センビラン▽トレンガヌ▽クランタン▽ペラ▽マラッカ▽ケダ——の8州と連邦直轄地のラブアンとプトラジャヤは、3月4日まで条件付き行動制限令(CMCO)となる。また感染者数の少ないペルリス州について、は3月4日まで復興のための行動制限令(RMCO)となる。

 CMCO及びRMCO指定域での標準的運用手順(SOP)及びビジネスや活動については、昨年発令された規定に準ずる。経済活動については午前6時から深夜零時まで認められる。

 新型コロナ感染拡大を受けて、連邦政府は昨年3月の発令以来となるMCOを今年1月13日より2週間の期間限定で再発令。国民生活への配慮から前回に比べると大幅に経済活動を認める内容となっていたが、その後も新規感染者数が高止まりしていたため2月4日まで延長、さらに18日まで再延長していた。

新型コロナのクラスター527カ所は職場、製造業が194カ所

【クアラルンプール】 アダム・ババ保健相が、ジョホール州セナイの外国人労働者用宿舎を訪問した際の会見で発表したところによると、9月30日以降のパンデミックの第三波で確認されたクラスターは852カ所で、うち527カ所は職場クラスターだった。
産業部門別のクラスター数は製造業が194カ所で最多。次いでサービス業の175カ所、建設業の97カ所だった。
検査を受けたのは31万5,100人で、陽性反応だったのは25%に当たる7万8,906人。陽性反応者のうち74%に当たる5万8,318人が外国人で、残りが国民。
(マレーシアン・リザーブ、2月13日)

新型コロナの基本再生産数、依然目標達成できず

【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は15日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染抑制のために2月18日まで行動制限令(MCO)を延長したにも関わらず、依然として抑制目標に届いていないと懸念を示した。
感染者1人が何人に感染を広げる可能性があるかを示す「基本再生産数(R0)」について、14日には0.89に低下したが、同省が2月4日時点で予測した0.60を依然上回っている。保健省はMCO期間中に7日間の平均新規感染者数が2,000人を下回ると予想していたが、1月末には5,000人に接近。14日までの7日間の平均も3,116人に達している。
ただ予想を下回っているもののMCOが感染者数増加の抑制効果もみせており、5月までにほぼ完全制圧できるとの保健省予測通りの曲線をみせているという。
14日時点の全国のR0は0.89で、2月5日以来1.00以下をキープしている。州別では1.00以上となっているのはケダ州(1.06)、ペナン州(1.03)、クランタン州(1.01)の3州のみで、セランゴール州は0.87、クアラルンプール(KL)は0.88となっている。
(マレー・メイル、星州日報、2月15日)

MCO2.0終了&CMCO移行の方向で検討=保健相

【クアラルンプール】 アダム・ババ保健相は、新型コロナウイルス「Covid-19」感染の再拡大を受けてサラワク州を除いて全国に発令されている第二次行動制限令(MCO2.0)の期間が終わる18日以降について、大筋において条件付き行動制限令(CMCO)に移行する方向で検討していることを明らかにした。

オンラインメディア「コードブルー」によると、アダム保健相は同省を代表して、全国規模のMCO2.0を2月18日で終了することを提案していることを公表。その後については国家安全委員会(NSC)と話し合って決めるが、CMCOに移行する可能性があると述べた。

ただしCMCO移行されるかどうかは感染者1人が何人に感染を広げる可能性があるかを示す「基本再生産数(R0)」次第であり、RO値が低い州が対象となるが高い州についてはMCOをさらに延長する可能性があるとした。RO値は14日時点でケダ、ペナン、クランタンの3州が1.0を超えている。

新型コロナ感染拡大を受けて、連邦政府は昨年3月の発令以来となるMCOを今年1月13日より2週間の期間限定で再発令。国民生活への配慮から前回に比べると大幅に経済活動を認める内容となっていたが、その後も新規感染者数が高止まりしていたため2月4日まで延長、さらに18日まで再延長していた。

(コードブルー、2月15日)

新型コロナの感染者数は2176人、セランゴールで910人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は15日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,176人増加したと発表した。アクティブ感染者数は4万7,135人で、累計感染者数は26万6,445人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く910人だった。それに▽ジョホール州(269人)▽サラワク州(246人)▽クアラルンプール(KL、182人)▽ネグリ・センビラン州(145人)▽サバ州(97人)▽ペナン州(91人)▽ペラ州(83人)▽トレンガヌ州(53人)▽ケダ州(33人)▽クランタン州(31人)▽パハン州(15人)▽マラッカ州(14人)▽プトラジャヤ(7人)ーーが続いた。ペルリス州とラブアンはゼロだった。新たに4,521人が回復し、累計治癒者は21万8,335人となった。死者数は10人増えて、累計で975人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は14日、新たに11カ所のクラスターを確認したと発表した。9カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、残りは地域コミュニティーと宗教コミュニティーで起きたクラスターだった。
ジョホール州で5カ所、セランゴール州で3カ所、ケダ州、サバ州、ペラ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
これまでに確認されたクラスター数は983カ所。新た10カ所のクラスターが収束し、現在継続中のクラスターは前日の483カ所から484カ所に増えた。

行動制限令の規制緩和、釣り堀&自動車教習も容認

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相は11日、1月から施行されている行動制限令(MCO)下で禁止されていた屋形船、遊漁船、養殖、釣り堀などの水上娯楽活動について標準的運用手順(SOP)に則ることを条件に営業再開を認めると発表した。

また、自動車教習所、航空訓練センター、体育館、バドミントン場、ゴルフコース、フィットネスセンターの営業再開もSOP厳守を条件に営業再開を認める。スポーツジムでは2メートルの距離を空け、30%以下のキャパシティで行う。器具は利用者が代わるたびに消毒する。テニス、バドミントン、卓球場、フットサル場も同様なSOP厳守の下で認める。

非接触型スポーツに関しては、ジョギング、サイクリング、テニス、バドミントン、卓球は2名以下で隣人同士に限定する。サッカー、バスケットボール、ホッケー、セパタクローなどのグループスポーツの個人トレーニングは認める

サブリ上級相によると、中国正月の元旦に当たる12日には州境を許可なく越えようとしたとして203人が摘発された。同日にSOP違反で摘発を受けたのは759人で、州境を越えた移動による摘発が最も多かった。

新型コロナの感染者数は2464人、セランゴールで1103人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は14日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,464人増加したと発表した。アクティブ感染者数は4万9,490人で、累計感染者数は26万4,269人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,103人だった。それに▽ジョホール州(492人)▽サラワク州(161人)▽クアラルンプール(KL、154人)▽サバ州(116人)▽ケダ州(92人)

▽クランタン州(88人)▽ペラ州(85人)▽ペナン州(56人)▽トレンガヌ州(51人)▽ネグリ・センビラン州(40人)▽マラッカ州(11人)▽パハン州(10人)▽プトラジャヤ(4人)▽ラブアン(1人)ーーが続いた。ペルリス州はゼロだった。新たに4,525人が回復し、累計治癒者は21万3,814人となった。死者数は7人増えて、累計で965人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は13日、新たに10カ所のクラスターを確認したと発表した。9カ所が工場、建設現場など職場に関連するクラスターで、残りは1カ所はコミュニティーで起きたクラスターだった。
ジョホール州とKLでそれぞれ3カ所、セランゴール州で2カ所、ネグリ・センビラン州、トレンガヌ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
これまでに確認されたクラスター数は972カ所。新た11カ所のクラスターが収束し、現在継続中のクラスターは483カ所となった。

新型コロナの感染者数、5月までに2桁台に=保健省

【クアラルンプール】ノール・ヒシャム事務次官は9日、新型コロナ「Covid-19」の感染状況について、最悪の事態は超えたと強調。5月までに2桁台に減少するとの予想を示した。
1月31日には5,298人に増加したがその後減少傾向にあると言明。旧正月中もこの傾向を維持するために、標準的運用手順(SOP)を守るよう国民に求めた。
一方で、海外出張から帰国した閣僚の隔離期間を3日とした保健省措置に批判が渦巻いていることについて、ノール事務次官は、厳格な旅程を守り、公務以外の活動に参加しなかったなど厳しい条件を満たした場合のみ3日間の隔離が適用されると釈明した。
同措置が官報に掲載され発効したのは、ムヒディン・ヤシン首相がインドネシアから帰国した数日後の9日で、ソーシャルメディアではアダム・ババ保健相とムヒディン氏は辞任すべきとの投稿が多数あった。
マレーシア医学アカデミー、薬剤師協会など49の医療関係団体で組織するマレーシア健康連合は、閣僚に対する特別待遇は二重基準を制度化するものと批判。前政権で保健相だったズルキフリ・アハマド氏は「無責任な行為」と批判。政権与党・統一マレー国民組織のアハマド・ザヒド総裁は、ある上級閣僚が数百人規模の集会を開いたことを問題行動として取り上げた。
(ストレーツ・タイムズ、2月10日、エッジ、2月9日)

隔離期間3日間への短縮、閣僚以外への適用も視野=保健相

【クアラルンプール】 アダム・ババ保健相は、先ごろ発表した海外公務出張から戻った閣僚に対する隔離期間を3日に短縮する件に言及。今後、この制度を外国政府高官やビジネスマン、さらには一般市民に拡大する可能性があると言明した。
「マレーシアキニ」のインタビューに対し、アダム保健相は隔離期間短縮措置の意図について、国の経済活動を自由化しマレーシアへの投資を促進することが狙いだとした上で、まずは実施しやすい閣僚から実施して、その後にビジネスマンにまで適用範囲を拡大することになると述べた。
アダム氏は現在、マレーシアに入国する人に対して出発3日前の感染検査と7日間の隔離(出発前検査しない場合は隔離10日間)を義務づけているとし、この厳しい規制が外国の政治家や投資家が来ない理由となっており、引いては投資を減らす原因になっていると指摘。海外に到着した際に隔離が不要なのにマレーシアに入った際には必要になるというのは不公平だとした。
■隔離期間の短縮、政府専用機使用などが条件■
連邦政府は10日、閣僚の公用の海外渡航における標準的運用手順(SOP)を発表。帰国後の隔離期間を3日に短縮する条件として▽最小人数による渡航▽政府専用機を使用すること▽最短日程であること▽出発の48時間前の感染テストによる陰性判定▽到着時の新たな感染テスト▽公務中のマスク着用▽握手などの身体接触忌避▽滞在はホテルのみ——など12項目。
(マレー・メイル、2月9日)