【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種について、外国人労働者や外国人駐在員も無料とするかどうか、ワクチン供給アクセス保証特別委員会(JKJAV)が近く検討に入る。JKJAV共同議長を務めるカイリー・ジャマルディン科学技術革新相が明らかにした。
内閣がJKJAVに対して検討に着手し、数週間内に勧告を行うよう要請した。検討には内務省、人的資源省、外務省も参加する。無料接種をマレーシア国民だけに限定した場合、多くの外国人が接種しない可能性があり、集団免疫を達成できない可能性があるという。
カイリー氏は「より多くの人が予防接種を受けるほど我々はより安全になる」と指摘。雇用主が可能な限り従業員に予防接種を受けさせるよう何らかの奨励措置が重要であると述べた。
「国家ワクチン計画」は7日にも最終取り纏めが行われ、2月にスタートする予定。第一陣として入荷するファイザーワクチンを保管するために、超低温冷凍庫のある55カ所をすでに特定した。リスク評価に基づき高リスクの人から接種を行う予定で、希望者はMySejahteraアプリを通じて登録する必要がある。
(ベルナマ通信、1月5日)