【ペタリンジャヤ】新型コロナウイルスのワクチン接種が開始されたが、陽性反応者の数は高水準が続いており、医療の専門家は、変異株の発生でウイルスとの戦いはさらに厳しいものになると懸念している。
「Covid-19ワクチン独立諮問委員会」のアワン・ブルギバ委員長は、変異株は感染力が高い可能性があり、感染者が増えれば入院が必要な人が増え、医療システムにさらに重圧がかかると述べた。
アワン・ブルギバ氏は、DNAの塩基分析(シークエンシング)があまり行われていないことがマレーシアの弱みで、感染の急拡大を引き起こしているのが新たな変異株であるのかの判断ができないと述べた。
その上で、さらに多くの変異株がマレーシアにもたらされる可能性を指摘。外国からの入国者に対する隔離期間を元の14日にもっと早く戻すべきだったと主張した。
(ザ・サン、5月5日)