代表ブログ 09.04 美濃焼テスト販売

美濃焼の伊勢丹KLCC店でのテスト販売が始まった。岐阜県土岐市のField Inc.という商社から依頼のあった案件だ。まだ1週間程しか経っていないが、大きめの明るい色のお皿の売れ行きがいいらしい。

Field Inc.は美濃焼の製造大手、フタダの子会社。工場から出荷価格で海外に出せるのが強みで、中国・上海、広州、米国、南米、韓国向けに毎週20フィートコンテナ1個(約6万個)のペースで輸出している。年商は3億円で、今年は新型コロナウイルス「Covid-19」流行の影響でECサイトを通じたネット販売が好調であることから年商5億円を見込んでいる。

東南アジア市場については、2019年10月にKLで開催されたECサイトの商談会「ラザダ(Lazada) WECOMMERCE 2019」のジャパン・パビリオンに出店したのが初めてのアプローチで、すでに引き合いが来ている。
その後、当社へ伊勢丹KLCC店でのテスト販売仕切りの話があった。

当社は今まで日本産食品のマレーシアへの輸入支援やテスト販売等は行ってきた経験はあったが食器類は初めてで、全てが初めての経験だ。3月中旬にKLIAのマレーシアポストから、荷物が日本から届いているから取りに来いと言われた。その矢先にMCOが始まってしまい、荷物は取りに行けず終い状態だった。MCOが明けて6月に入ってやっと取りに行けた。

荷物の量が多い(ダンボール7箱)ので税関からの許可が必要と言うことで、税関事務所へ行くと、如何にもお役人らしいオフィサーが「原産地ステッカーが必要」ということで、一旦戻りステッカーを作成して数日後に2回目の税関事務所。今度は別の賢そうなオフィサーが出てきて、カドミウムと鉛の含有量を証明する書類が必要とのこと。「何で1回目に必要なもの全部言ってくれなかったんだっ?」と文句を言ったが、「お気の毒っ♪」と「半沢直樹」の黒崎金融庁検査局主任検査官ばりのオネエ言葉で返されてしまった…。

数日後に気を取り直して3回目のチャレンジ。3回も同じところに来ると、セキュリティーも警察も「また来たか?」状態でほぼ顔パス、ラッキーっ!。関税を支払い、会社のMiviに7箱詰め込みようやく会社へ持ち込むことができた。陶器類の輸入通関を身体で学んだ充実した2週間だった。
ダンボールを運んでいる最中に「ジャラジャラ♬ジャラジャラ♬」とカーニバル系の賑やかな音がしてかなり不安だったが、開封して不安が現実になってしまった。美濃焼の陶器が欠けている、真っ二つに割れている、粉々に砕けている。約300枚のうち半分ほどが売り物にならなかった。

気を取り直して、残りの150枚にステッカーと値札を貼り、無事納品。ようやく伊勢丹KLCC店2階のジャパンパークでのテスト販売に漕ぎ着いた。
Field Inc.から頂いたポスターや美濃焼の説明文なども飾り、8月27日から伊勢丹KLCC店2Fで販売を開始した。マレーシア人の嗜好を見極め、次に繋げて行きたい。

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代表ブログ 08.05

新型コロナウイルスによるMCO、CMCO、RMCOの期間中、ウエビナー、ウエブ面談や直接訪問などを通して様々な日系企業のトップの方々とお話させて頂き、今回の影響を伺った。まず製造業では、ほぼ2種類の状況に分かれた。

一番多かったのが、MCO期間中は操業できなかったり半分以下で操業していたため極端な生産減だったが、フル操業再開後はMCO期間中の反動が来て、現在約3割~4割増での生産を行なっている。このままで行くと通年で平年並みか平年をちょっと下回るくらいだ。だから、昇給もボーナスも平年並みで出す予定という方々。

もう一方は、この期間を経て製品自体の需要減が続き、生産量を落としている。そのために余剰人員が出て、VSS(自主退職制度)を行なった、またはこれから下半期にかけて行う予定だ。だから、昇給もボーナスも見送る、またはスズメの涙程度という方々。それぞれの業界によって異なっている。非製造業(サービスセクター)は厳しい分野が多い。

最も大変なのが旅行業。「3月から売上ゼロが続いています…(涙)」、弊社の関連会社だ。日本からのお客様を専門に扱うマレーシアインバウンドなので、外国人の入国を制限している現在のマレーシアでは開店休業状態だ。同業他社さんも皆同じような状況だ。いつになったらビジネスが戻るかを予想でない状況なので対策自体立て辛い。有給休暇の消化を促す、無給休暇の提案、VSS、整理解雇、廃業…。

飲食業は明暗が分かれている。長期休業に入っているハイエンド系の日本食レストランもあれば、7月後半以降ビジネスが100%戻ったという居酒屋さんもある。各業界、各社の状況によって影響は様々だ。一概にマレーシアの日系企業はこのような状態になっていると断言できないのが難しい。

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代表ブログ 07.08

DC Restaurantへ行ってきた。オーナーシェフがMr Darren Chin。マレーシアで今最も注目されているフレンチのシェフの一人。パリのミシュランの星を取得したレストランで修行した経験を持つ。マレーシアではいろんな賞ももらっている。

MCOで2ヶ月間休業していたと言っていたが、行った日は満席状態だった。コースにぺリングのワインをつけてもらったメニューを頂いた。

日本産の食材を使っているフレンチレストランということで、以前から行ってみたかったレストランだ。一皿目からいきなり日本産ハマチのカルパッチョ。その後も、日本のトマトを使った前菜や北海道のウニと甘エビを使った冷製パスタ、阿波牛のフィレステーキなど、日本産食材のオンパレードだった。

それぞれの料理に合ったワインも美味しかった。味付けも、わさびや柚子胡椒、日本酒を使ったり、日本のダシを使ったり。かなり日本を意識しているみたいだ。

最後にDarrenが来てくれて、日本産食材をたくさん使ってくれていることにお礼を言った。Darren曰く、日本の食材は美味しくて品質も最高だから。Darrenがマレーシアの日本産食品輸入増のきっかけになってくれるかも。

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代表ご挨拶

大学を卒業してから海外に飛び出し、東南アジアに30数年。日本での就業経験がない変な日本人だと思います(汗)。

1999年にASIA INFONET (M) SDN BHDを起業し、今日まで日系企業の皆様へ情報提供を行ってきました。
それまでも、東南アジア各国で会社員として仕事したり、パートナーたちと会社を創ったりしてきました。

しかしマレーシアのこの会社は、自分が全てを決めなければならない会社、誰も助けてくれない会社としてスタートしました。

最初は東南アジアで最も長い歴史を誇るシンガポールの日本語ビジネスニュース「パナニュース」のマレーシア版として創刊。名称を「パナニュース」から「日刊アジアインフォ」、「マレーシアbizナビ」と変更、バージョンアップさせて行き、今日に至っています。

その間ニュースの編集作業は総編集長の伊藤に委ね、私はのべ約1,000社の日系企業を回り、情報を買って頂ける方々の声に耳を傾けました。その結果、マレーシア関連の情報提供はビジネスニュースのみならず、マレーシアの日系企業が抱える一番の問題である人事労務関連を解決するコンサルタント、日本企業のマレーシアへの進出のアシスト、日本産食品のマレーシアへの輸入促進事業、マレーシアへの旅行関連事業(Lonca Tours & Travel Sdn Bhd)など、広範囲に拡大してきました。

しかしながら、全てが順風満帆というわけではありませんでした。ビジネスニュースの印刷物許可ライセンスの未取得で内務省より発刊禁止措置を受けたり、記念すべき弊社主催の第一回目の雇用関連法セミナー時には、ラグビーの試合での脳内出血の手術で入院していたりと、何度かの倒産の危機や死を意識しなければならない緊張も味わいました。

それらのお陰で、自分が元気に仕事できるのことへの感謝の気持ち、お客様の抱える問題を解決したりマレーシア企業との商談が上手く行ったりした時に、感謝される喜びを味わうことができるようになりました。

当社のミッションでもある、私たちの事業を通して日本企業のマレーシアへの投資を更に活性化させ、今後のマレーシアと日本の関係の中での存在感を持ち続けたいと考えています。

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