【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は3日、ネグリ・センビラン州セレンバンを5日付けで条件付き行動制限令(CMCO)を発令すると発表した。期間は18日まで。保健省の提言に基づき、国家安全委員会(NSC)が承認した。

CMCOに指定されたのは▽アンパンガン▽セレンバン▽バンダル・セレンバン▽ラブ▽ランタウ▽ラサ▽セトゥル▽パンタイ▽レンゲン——の9地区。すべての学校、幼稚園、保育所、公園、レクリエーションセンターは閉鎖される。必需品の買物のための外出は2人までとなる。

経済活動は通常通り認められる。公共交通機関の運行は、午前8時から午後10時まで。地区間および州間の移動は緊急の場合と警察の許可がある場合を除いて認められない。通勤のために移動する必要がある場合は、雇用パスと会社が発行した同意書が必要となる。

■首都圏向け新SOPは3日内に発表■

またサブリ上級相は、CMCOが発令されている首都圏向けの新たな標準的運用手順(SOP)について、いまだNSC小委員会が検討中だとして3日以内にNSC会議に提出される見通しであることを明らかにした。