【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア投資開発庁(MIDA)は、2020年1—9月の投資認可額が1,098億リンギだったと明らかにした。
投資認可件数は2,935件で、6万4,701人分の雇用創出が見込まれている。国内投資(DDI)は672億リンギで、投資全体の61.2%を占めた。外国直接投資(FDI)は426億リンギだった。中国がトップで170億リンギ、それにシンガポール(80億リンギ)、米国(28億リンギ)、スイス(28億リンギ)、オランダ(24億リンギ)が続いた。セランゴール州、サラワク州、サバ州、クアラルンプール、ペナン島への投資が認可投資額の69.9%となった。
製造業向け投資案件は740件で、投資認可額は653億リンギ。前年同期の669件、560億リンギを上回った。5万1,172人分の雇用が創出される見通しだ。DDIが前年同期比で45.5%増加し259億リンギとなった。FDIは3.2%増の394億リンギで、中国、シンガポール、スイス、米国、オランダ、タイ、日本からの投資が91.4%を占めた。
サービス業向け投資案件は2,180件で、投資認可額は428億リンギ。1万3,390人の雇用創出が見込まれている。DDIが406億リンギで94.9%を占め、FDIは2.2億リンギだった。
一次産業向け投資認可額は17億リンギ。139人分の雇用創出が見込まれている。FDIは58.8%を占める10億リンギ、国内投資が41.2%となる6億5,320万リンギだった。