【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 UMWトヨタ・モーター(UMWT)は7日、2021年の販売台数が前年(5万9,320台)から22%増の7万2,394台となり、非国民車でトップとなったと発表した。
Bセグメントセダン市場では「ヴィオス」が販売台数の31%を占め、ピックアップトラック市場では、「ハイラックス」が2005年以来連続でトップを維持した。
12月単月の販売台数は9,289台。前月(8,487台)から9%、前年同月(9,246台)から0.5%それぞれ増加した。
ラビンドラン・クルサミー社長は、2021年は自動車を含むほぼ全ての産業で困難な年であったにもかかわらず、革新を続けることで回復できたと述べた。
UMWTは、ハイブリッド電気自動車(HEV)技術をリードし、これまで45車種のHEVを投入、1,800万台以上を販売してきた。近くUMWトヨタ初の現地組立(CKD)ハイブリッド車「カローラ・クロス・ハイブリッド」を発売する予定だ。
武山明夫副会長は、国内でもグリーンテクノロジーや環境保護が支持されてきており、それが10月に予約受付開始して以降注文数が増え続けていることに現れていると言明。世界中がクリーンかつ再生可能な燃料や、革新的でインテリジェントな自動車へとシフトしていく中で「持続可能なモビリティ」が今後の課題となるとし、「カローラ・クロス・ハイブリッド」の発売は、UMWTにとって重要な節目となり、「エネルギー効率の高い自動車(EEV)」製造産業への道を開くものだと言明。トヨタが技術革新を続ける中で、近い将来、EEVを主流として位置づけることを目指すと述べた。