【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアの中条円 社長兼最高経営責任者(CEO)は17日、2022年通年の新車販売目標を8万台に設定していることを明らかにした。
ホンダによる2022年の自動車総需要量(TIV)予想が60万台であることからこの販売目標が設定されたという。目標達成のため、▽2種の新モデル発売▽2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」技術、VTECターボ、安全運転支援システム「ホンダ・センシング」、コネクテッド技術「Honda CONNECT(ホンダ・コネクト)」の適用モデルの拡大▽ホンダ認定中古車プログラムの開始▽アフターセールスの強化ーーに取り組む方針だ。
中条氏はまた、2021年12月に発売した新型Bセグメント・ハッチバック車「シティ・ハッチバック」、1月発売の第11世代Cセグメント・セダン「シビック」の販売が好調であるとし、マレーシアの顧客と政府の支援に感謝すると述べた。
ホンダの2021年の販売台数は5万3,031台で、販売シェアは10.4%。最も販売台数が多かった地域はマレー半島中部で、2万5,000台以上が販売され、次いで南部が9,800台以上、北部が9,100台以上となった。モデル別では、Bセグメントセダン「シティ」、コンパクトスポーツ多目的車(SUV)の「HR-V」および「CR-V」の順で売れており、販売台数のうちそれぞれ36%、21%、14%を占めたという。