【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレー半島東海岸を中心に大雨が続いている影響で、洪水被害がパハン、トレンガヌ、ペラ、クランタン、ジョホールの5州に拡大している。

12日午前時点で、最も避難者数が多いのは、クランタン州となっており、避難所5カ所の避難者数は1,157人で、前日の657人から増加。パシル・マスで最も避難者数が多いという。また、トレンガヌ州の避難所11カ所の避難者数は593人から659人に増え、パハン州でも同じく11カ所の避難所が設営されており、避難者数は前日の561人から573人に増えた。なお、ペラ州とジョホール州では大きく避難者数は増加しておらず、ペラ州で34人、ジョホール州で27人が避難しているという。

マレーシア気象局は11日、12日にかけて深刻な雨量の降雨の恐れがあるとして警報を発表。排水灌漑局(DID)もジョホール、ネグリ・センビラン、セランゴール、マラッカ、パハン、ペラ6州に洪水警報を出したことから、今後も避難民が増加する可能性がある。