【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 フェローテックホールディングス(本社・東京都中央区)は、19日に開催した取締役会において、製造子会社であるフェローテック・マニファクチャリング・マレーシア(FTMM)において建設を進めている新工場での投資額を約6,000万米ドル(約79億円)増額し、総額約1億8,000万ドル(約237億円)の設備投資を行うことを決議したと発表した。

追加投資を決定した理由について、過去数年間で、東南アジアは世界の半導体装置製造の主要拠点のひとつとなり同社にとって東南アジアに製造拠点を設立し、今後増大する顧客の需要に対応する生産能力の強化はますます必要となってきていると説明した。2022年6月の計画段階での概算金額から実行予算とするにあたり増額した。機械設備で、現地での対象顧客の需要動向を踏まえた事業計画に合わせ生産能力の強化、調整を行ったことや、建屋部分では、フロア構成等の変化や搬入設備の変化への対応、建築資材等の高騰の影響を反映し増額したという。

FTMMの工場は、ケダ州クリム・ハイテクパーク内で建設中で、建屋完成を2023年10月、政府承認を2023年11月に予定しており、操業開始は2023年12月になる見通しだ。