【クアラルンプール】 サラフディン・アユブ国内取引物価相は、交通系ICカードやイーウォレットを展開する決済サービスのタッチ・アンド・ゴー(TNG)に対し、最近発売されたTNGイーウォレット・ビザ・カードの名称変更などのサービス改善を要請した。

サラフディン大臣がフェイスブックを通じ明らかにしたところによると、25日に開催された政府、高速道路関係者やTNG代表が参加した特別会議において、同カードは従来のTNGカードのように、高速道路通行料や公共交通機関の支払いには使用できないため、混乱を招くおそれがあるとして名称変更を要請。他には、アプリからチャージ可能な新TNGカードの入手が困難な状況が継続していること、クアラルンプールのKLセントラルとバングサ・サウスの2カ所でしか販売されていないため、販売場所を増やすこと、TNGカード有効期限の早期通知についても改善を求めた。TNGは1週間以内に行動計画を作成する義務があるという。

一方で、TNGカードのオンライン高額転売問題については、国内取引物価省が転売広告の出稿禁止を指示しており、「2011年価格統制・反利益供与法」に基づき、高額転売者に対して法的措置を講じるという。
(ポールタン、1月26日)