【クアラルンプール】 イオン・カンパニー(M)は、採卵鶏や牛、鶏、魚などの動物について、「5つの自由」を守る包括的なアニマルウェルフェア(動物福祉)方針を発表した。

イオンは全動物が人道的かつ敬意を持って扱われなければならないとし、国際非政府組織(NGO)のレバー・ファンデーションの支援を受け指針を作成したと言明。飼育業者に対し、ケージや木箱の使用停止や飼育の密度制限など、適切な飼育環境を提供し、専門家が定めた基準を満たすよう求めていく。今後12ー18カ月以内に新基準に適合させる計画だ。

レバー・ファンデーションのサステナビリティ・プログラム責任者であるビロシャ・シバラマン氏は、より人道的で持続可能かつ安全な製品への消費者の関心の高まりに応え、国内の多くの食品会社がアニマルウェルフェア方針を向上させているとし、イオンはこの分野における先駆者となったと述べた。
(ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、1月31日)