【プトラジャヤ=マレーシアBIZナビ】 会計検査院は16日、最新の監査報告書(シリーズ2)を発表。政府が定めた規則や手続きの順守を怠ったことや、プログラムやプロジェクトの杜撰な計画により、2021年度に1億5,808万リンギもの公的資金が失われたと指摘した。

シリーズ2では保健省や首相府など7つの省庁の下で発生した損失額668億6,200万リンギの中には、道路交通局(JPJ)が発注したものの未使用となった運転免許証による1,400万リンギ、免税特区であるランカウイ島とラブアン島における車両輸入関税の過小評価により関税局が被った7,232万リンギが含まれている。また、▽通信マルチメディア省による400万リンギのデジタルコンテンツ助成金の浪費▽警察による罰金182万リンギの徴収漏れ▽首相府が関与する166万リンギの官舎賃料徴収漏れ▽新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン110万回分の期限切れ廃棄ーーについても指摘されている。

同リポートはまた、合計1億9,000万リンギが割り当てられた1,248件のプロジェクトの一部はまだ実施段階にある、あるいは2021年末まで開始されなかったと指摘。プトラジャヤのモノレール建設計画の遅れによる損失のほか、新型コロナからの経済再生を目指した経済刺激策に基づく食糧安全保障基金プログラムも失敗に終わったと指摘している。