【ペタリンジャヤ】 ネスレ(マレーシア)は、国内栄養食品事業の拡大に向けて、完全子会社ネスレ・プロダクツを通じ、栄養食品のワイス・ニュートリション(M)の100%株式をワイス(香港)ホールディングから1億6,500万リンギで取得する条件付株式売買契約を締結した。

ネスレ(マレーシア)が22日付けでブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、ワイス・ニュートリション(M)の事業や販売網を活用し、栄養食品分野の市場シェア拡大を目指す。ネスレ・マレーシアの72.61%株式を所有するソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレSAは、ワイス(香港)の直接持株会社でもあるため、今回の買収は関連当事者取引とみなされるという。

ワイス・ニュートリション(M)は2013年に設立。幼児、妊娠中・授乳中の母親、高齢者を対象としたプレミアム栄養製品である「S-26」、「S-26ゴールド」、「アシェンダ」、「プロママ」、「エナーカル・プラス」などを販売している。
(ザ・スター、2月23日、エッジ、2月22日)