【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 「伝説のすた丼屋」が、日本の飲食事業者の海外進出を支援する「お試し出店サービス」を通じてクアラルンプール(KL)の「ロット10」にある「ジェーズ・ゲート」内に10月6日から6カ月間の期間限定で初出店する。

「お試し出店サービス」は、ヴィダ・コーポレーション(本社・東京都渋谷区)、ラバブルマーケティンググループ(本社・東京都港区)、プログレッソ ディレクション(本社・東京都中央区)が協業で開始したもので、今回が初プロジェクトとなる。

ヴィダが「ジェーズ・ゲート」の一角を長期借り上げ、現地子会社が飲食店営業ライセンスを取得して運営する。「伝説のすた丼屋」は店子として6カ月限定で入居する形で、期間中にマレーシアにおける事業可能性を見極めてもらい、直営もしくはフランチャイズ形態を通じて本格進出するか撤退するか判断してもらう。「伝説のすた丼屋」の後には、また別の日本の飲食店が6カ月限定で出店することになっている。

「伝説のすた丼屋」は、2023年8月時点で米国、タイ、香港に計6店舗を構えるなど海外への出店を積極的に計画しており、日本から近く日本食にも馴染みが深いアジア圏への出店も進めている。「ジェーズ・ゲート」には現在、ラーメン、すき焼き、寿司、お好み焼きなど17店舗が出店しているが、「伝説のすた丼屋」の主力商品である豚丼を提供する店舗はないため、新たな日本食として注目を集めると期待している。