【クアラルンプール】 石油・ガス関連サービスのダイアログ・グループとステンレスタンク製造の森松工業(本社・岐阜県本巣市)の香港子会社である森松国際控股は、合弁会社(JV)である森松ダイアログ(M)に2億5,000万リンギを投資すると発表した。

森松ダイアログ(M)は、電気自動車(EV)用バッテリー、半導体、グリーンエネルギー向け原材料生産装置の製造を行っている。今回の投資で、ジョホール州ペンゲランに構えるエンジニアリング・加工施設の拡張を行い、敷地面積を1万8,245平方メートルとし、年間3億リンギの生産体制を確立することを目指す。海外需要の急増から輸出の拡大が見込まれるという。

拡張工事は2025年第1四半期までに完了する予定。森松国際控股は森松ダイアログ(M)の株式51%、ダイアログは49%を所有している。
拡張工事の起工式に出席したジョホール州のオン・ハフィズ・ガジ首相は、新施設はペンゲランの成長に寄与するとし、新たに500人の雇用機会も創出すると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、11月8日、エッジ、11月7日)