【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 JX石油開発(本社・東京都千代田区)は12月22日、100%出資するJXマレーシア石油開発がマレーシアでの天然ガス生産開始20周年を記念した式典を開催したと発表した。

10月26日にはクアラルンプール市内ホテル、同28日にはサラワク州ミリ市内ホテルで記念式典を行った。在マレーシア日本大使館の髙橋克彦大使や多くのマレーシア政府要人、事業パートナーなど総勢約240名が参加した。式典では、記念演奏や記念映像上映などを行い、クアラルンプールでは髙橋大使および国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)のアディフ・ズルキフリ副社長より、ミリではサラワク州のアマル・アワン・テンガ副首相より祝辞が贈られた。

JXマレーシアは、1987年11月にサラワク州沖合に位置する SK10鉱区の権益を取得し、2003年にヘランガス田での生産を開始。その後も同鉱区内において、2017年にラヤン油ガス田、2018年にベリルガス田での生産をそれぞれ開始し、生産量を増加させてきた。同鉱区で生産されたガスは、日本をはじめとする東アジア諸国に輸出されている。

JXマレーシアは、SK10鉱区の操業主体として、安全・安定操業を大前提としつつ、20年間に蓄積した知識と経験を活かし、同鉱区の価値最大化を通じて、引き続き日本を含む東アジア諸国へのエネルギーの安定供給に貢献していく方針だ。