【クアラルンプール】 ガス・マレーシアと東京ガスエンジニアリングソリューションズ(本社・東京都港区)の合弁会社(JV)であるガス・マレーシア・エナジー・アドバンス(GMEA)は、ペナン州プライのファッティ・ケミカル(マレーシア)(FCM)向けの熱電併給(CHP)プラントの操業を開始した。

FCMは、花王(本社・東京都中央区)とIOIオレオケミカル・インダストリーズの合弁会社で、パーム核油を原料とした化学品を製造している。FCMは、GMEAにとり3社目の顧客企業となる。

ガス・マレーシアによると、GMEAはFCMとの間でエネルギー供給契約を締結し、FCMに最大6.7メガワット(MW)の電力および毎時35トンの蒸気を15年間供給する。これにより年間約1万8,000トンの二酸化炭素を削減できる見込みだ。

CHPはコージェネレーションとも呼ばれており、1つの燃料源から電気と熱の両方を生産することで、従来は無駄になっていた熱を活用する。エネルギー効率を最大87%まで高めることも可能だという。
(ザ・スター電子版、3月13日)