ペラ州議会補選、4月26日に投開票=選挙委員会

【プトラジャヤ】 選挙委員会(EC)は7日、現職議員の死去に伴うペラ州議会アイル・クニン選挙区の補欠選挙について、公示日を4月12日、投開票日を4月26日とする選挙日程を発表した。

統一マレー国民組織(UMNO)所属のイシュサム・シャハルディン議員(享年59)の死去を受けて実施されるもので、2022年の前回選挙では国民戦線(BN)が擁立したイシュサム氏のほか、与党連合・希望同盟(PH)、野党連合・国民同盟(PN)、野党・マレーシア社会党(PSM)、政治連合「祖国運動」(GTA)がそれぞれ擁立した候補者による5人の争いとなり、イシュサム氏が38.73%の得票率で当選していた。

故イシュサム氏は元プロサッカー選手で、ペナンで行われたサッカーの試合中に倒れ、2月22日に亡くなった。

同選挙区の有権者数は3万1,897人で、男女比率は男性が1万5,917人(49.9%)、女性が1万5,980人(50.1%)となっている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、マレーシアン・リザーブ、ベルナマ通信、3月7日)

マレーシア発のスポットパッチ「ドドドッツ」、日本で販売開始

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ビューティ&ヘルスケア専門商社の京未来(本社・東京都港区)は7日、ニキビなどをケアしながらかわいく隠すことができるシール状の「スポットパッチ」で、マレーシア発の人気ブランドDododots(ドドドッツ)の日本での販売開始を発表した。

スポットパッチは、「ハイドロコロイド」という親水性ポリマーを使用し、絆創膏による「湿潤療法」同様、水分を吸着し傷を乾かさずに治すことができる。ニキビや顔の傷などお肌の気になる部分に使われ、日本では目立たない半透明のものが一般的だが、Dododotsの商品は、ハートや花、果物などフルカラーの豊富なデザインで、あえて目立たせ、デコレーション感覚で利用できる。2021年にマレーシアで商品化され、現在はアジアやカナダなど世界8カ国以上で販売されているという

日本では京未来が正規輸入代理店となり、インターネット通販大手「アマゾンジャパン」が運営するサイトで、2月21日から先行販売を開始した。

4月1日から外国人投資家向けビザを発行=内務相

【クアラルンプール】 政府は4月1日から外国人投資家向けの戦略投資家ビザ(SIP)を発行する方針だ。

英字メディア「ビジネス・トゥデー」などによると、サイフディン・ナスティオン内務相が6日、下院議会の質疑応答で、SIP発行について言及した。外国人投資家はより長期間滞在でき、事業の運営・監督のため複数回の入国もしやすくなる。また、デジタル化したワンストップシステムを通じ、SIPの承認までの期間を簡素化。従来30日間程度かかっていたところを大幅に短縮し、クアラルンプール国際空港(KLIA)の駐在員サテライトセンター(ESC)で到着時に処理できるようにするという。

詳細な条件は明らかになっていないが、2023年にアンワル・イブラヒム首相は投資家が5年間滞在でき、さらに5年間の延長ができるSIPの発行を視野に入れていると発言していた。

また、マレーシア国籍の人と結婚した外国人配偶者の永住権(PR)についても9月から制度を刷新。最低結婚年数を、従来の5年から3年に短縮したうえで、1年以上の長期ソーシャルビジットパス(LTSVP)を保持していることが条件になる。
(ビジネス・トゥデー、エッジ、ベルナマ通信、3月6日)