25年のハラル輸出額、前年比10.9%増の685億リンギ

【クアラルンプール】 2025年のマレーシアのハラル(イスラムの戒律に則った)製品の輸出額は、前年比10.9%増の685億2,000万リンギに達した。ハラル開発公社(HDC)が発表した。

内訳をみると、食品・飲料(F&B)分野が368億6,000万リンギで、ハラル輸出総額の53.8%を占めた。次いでハラル原料が213億9,000万リンギ(総額の31.2%)となった。パーム油およびその派生製品は45億7,000万リンギ(同6.7%)で、前年比55.0%増の大幅な成長を記録した。また医薬品も規模的には小さいものの、前年比23.6%増の11億2,000万リンギと高い伸びを示した。

輸出先別では、中国が前年比27.8%増の90億リンギに達し、総額の13.2%を占めた。次いでシンガポールが71億1,000万リンギ(同10.4%)だった。3位は米国の44億6,000万リンギ(同6.5%)で、前年比36.4%の大幅アップとなった。4位は日本の42億2,000万リンギ(同6.2%)で、前年比では21.4%となり、インドネシアの35億1,000万リンギ(5.1%)が続いた。

一方で、ハラル輸出額のマレーシアの総輸出額に占める割合は4.3%で、前年比0.2ポイントの微増にとどまった。HDCは地域的な市場多角化を評価する一方で、医薬品やハラル原料といった高付加価値分野のさらなる拡大の重要性を指摘。地政学的リスクを含む外部環境の変化に対応できるサプライチェーン強化を強調した。
(ビジネス・トゥデー、ベルナマ通信、4月16日)

第1四半期のGDP成長率、速報値はプラス5.3%に減速

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 統計局は17日、2026年第4四半期(1ー3月期)のマレーシア国内総生産(GDP)成長率の速報値を発表。前期(2025年10ー12月期)のプラス6.3%からプラス5.3%に減速すると予測した。正式発表は5月15日を予定している。

鉱業・採石業セクターの成長がマイナス成長に転じたほか、サービス、製造業、建設業、農業もプラス成長ながらも揃って前期を下回った。

成長の牽引役であるサービス業はプラス5.4%で、前期の6.3%を下回った。卸売・小売業、情報通信業、運輸・倉庫業といったサブセクターが成長を下支えした。

製造業も前期のプラス6.1%からプラス5.8%に減速した。電気・電子・光学製品、植物性・動物性油脂および食品加工製品、非金属鉱物製品、卑金属および金属加工製品の生産量増加に支えられた。

農業も前期のプラス5.4%からプラス2.8%に減速した。パーム油や畜産およびその他の農業サブセクターの継続的な成長が下支えした。一方、ゴムと漁業はマイナス成長となった。

前期にプラス11.0%の高成長だった建設業もプラス7.8%に減速した。特殊工事や非住宅建設の成長に支えられた。

一方、鉱業・採石部門は、前期のプラス2.0%から、1.1%のマイナス成長に転落した。天然ガス、原油・コンデンセートの生産減が影響した。

3月のマレーシア人訪日者数、前年比44.2%増の7.66万人

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本政府観光局(JNTO)が発表した2026年3月の訪日者数統計(推計値)によると、マレーシアからの訪日者数は7万6,600人となり、前年同月比で44.2%増となった。

訪中旅行の継続的な人気の影響等があるものの、イスラム教の断食明け休暇やスクールホリデーの影響等もあり、訪日外客数は3月として過去最高を記録した。

3月の世界全体の訪日者数は、前年同月比3.5%減の361万8,900人となり、3月としては過去最高を記録。昨年に続き2年連続で3月までの累計で1,000万人を突破した。

例年3月下旬ごろから桜シーズンを迎えることに加え、4月のイースターに合わせたスクールホリデーによる訪日需要の高まり等もあり、東アジアでは、韓国、台湾、東南アジアでは、ベトナム、マレーシア、欧米豪では米国、英国を中心に訪日外客数が増加したことが押し上げ要因となった。米国、ベトナム、英国など7市場で単月過去最高を更新、マレーシアなど13市場で3月として過去最高を記録した。