マレーシア航空親会社、ブラヒムズの機内食部門買収を検討

【クアラルンプール】 マレーシア航空の親会社であるマレーシア・アビエーション・グループ(MAG)は、先ごろ機内食サービス契約を打ち切ったブラヒムズ・フード・サービス(BFS)の経営権取得を選択肢の一つとして検討していることを明らかにした。

マレーシア航空(MAB)は現在BFSの株式の30%を保有しており、ブラヒムズ・ホールディングス(BHB)が残りの70%を保有している。MAGグループのイザム・イスマイル社長は、BFS買収について同グループが機内食事業を継続する上での選択肢のうちの一つだと説明。BFSの残余株70%をBHBから購入することを検討していると述べた。

BFSの評価を行うために、すでにBHBとMABの両社により共同評価者としてデロイトが任命されており、2週間以内に評価作業が完了する予定。 これに基づきMAGはBFSの株式取得に関してBHBとの交渉を続行するかどうかを決定する。

イザム社長によると、MAGはこのほか多様な機内食サービス会社を採用することや、長期的に独自の機内食サービス会社を立ち上げることを選択肢として検討している。支配株を持つことを条件に国際的な機内食サービス会社との合弁設立にも前向きだという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、エッジ、9月5日)

2030年までに全医療施設のデジタル化を目指す=保健相

【クアラルンプール】 ザリハ・ムスタファ保健相は5日、「2030年までに国内の全医療施設のデジタル化を目指す」と明らかにした。

ザリハ大臣は、遠隔医療、電子カルテ、データ分析が、現代医療において不可欠なツールになっているとし、保健省はこれらを国内医療システムに統合するために取り組んできたと言明。技術革新は、患者ケアを向上させるだけでなく、医療の全体的な効率性を高めるもので、高品質なケアを提供しつつ、不必要な管理負担を減らし、プロセスの合理化が望めると述べた。

具体的には、電子カルテや電子医療システムの導入により、煩雑な事務作業を減らし、ミスを最小限に抑え、患者情報へのアクセス性を向上させ、最終的により効率的な医療につなげられるとしている。
医療デジタル化は2020年以降議論されてきており、保健省は今年5月、医療情報交換プラットフォームの開発を行っていると発表している。
(マレーシアン・リザーブ、ザ・サン電子版、ベルナマ通信、9月5日)

ASEANは平和で繁栄する地域、首脳会議でアンワル首相

【ジャカルタ】 インドネシアのジャカルタで5日、開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の全体会合でアンワル・イブラヒム首相は、ASEANは多様性が強みであり、域外の国・地域はASEANを平和、安全で繁栄している、最も成功した地域組織の一つとみなしていると発言した。このため多くの国、組織がASEANに魅力を感じ関係を構築してきたという。

中国が8月末に公表した、国内で使用する地図の統一規格「標準地図」の2023年版についてアンワル氏は、南シナ海における問題は海洋法に関する国際連合条約など国際法に則り、平和的、理性的に対話を通じ処理されるべきだと述べた。

同地図で中国は南シナ海のほぼ全域の管轄権を主張しており、マレーシアなどASEAN加盟国の半数が反発している。

アンワル氏はASEAN・湾岸協力理事会(GCC)首脳会議の調整役としても発言。10月20日にサウジアラビアで首脳会議が開催されると明らかにした。協力の枠組みで合意する予定だという。

26年の議長国は持ち回りで予定されていたミャンマーではなくフィリピンが務める。
(ベルナマ通信、9月5日)

ホンダマレーシア、最大1.2万リンギの割引キャンペーンを実施

【クアラルンプール】 ホンダ・マレーシアは9月、最大で1万2,000リンギを割り引く「スイートネス・オブ・トゥギャザーネス」キャンペーンを実施する。

9月1ー30日に新車登録することが条件で、割引対象は2023年製造のDセグメント・セダン「アコード」、コンパクトスポーツ多目的車(SUV)「CR-V」、Bセグメント・ハッチバック「シティ・ハッチバック」の3モデルとなる。

「アコード」は1万1,500リンギの現金ボーナス支給と500リンギの割引により合計1万2,000リンギの割引を受けることができる。「CR-V」も現金ボーナス7,500リンギ、割引500リンギで割引合計額は8,000リンギ。「シティ・ハッチバック」の割引額は、現金ボーナス2,000リンギ、割引500リンギの合計2,500リンギだが、ハイブリッド車の「e:HEV RS」 は割引の対象外となる。
(ポールタン、9月5日、ホンダ・マレーシア発表資料)

メイバルク、ばら積み貨物船を東京センチュリーに売却へ

【ペタリンジャヤ】 海運のマレーシアン・バルク・キャリアーズ(メイバルク)は5日、ばら積み貨物船アラム・クカルを東京センチュリー(本社・東京都千代田区)に44億3,000万円(1億4,006万リンギ)で売却すると明らかにした。

メイバルクがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、間接完全子会社であるクカル・シッピングが8月30日、売却に関して東京センチュリーとの間で合意覚書を締結していた。売却により、2,360万リンギの純利益が発生すると見込まれている。売却に関わる手続きは11月15日までに完了する見込みだ。

メイバルクは今年6月、アラム・クカルの売却を提案し、7月に臨時株主総会で承認を得ていた。
(ザ・スター、9月6日、エッジ、9月5日)

IGB、KLのホテルを「セントジャイルズ」にリブランディング

【ペタリンジャヤ】 不動産大手のIGBグループは8月31日、クアラルンプールにあるホテル「ブルバード・ミッドバレー・シティ」を「セント・ジャイルズ・ブルバード」にリブランディングして、再オープンした。

ホテルは29階建てで、客室数は390室。複合開発「ミッドバレー・シティ」の一部となっている。2021年に新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大に伴い営業を停止していたが、1,800万リンギを投じて、室内や施設の改装、配管・空調の整備などを実施し、この度営業を再開した。持続可能性への取り組みも実施しており、アメニティを刷新した他、補充可能なガラス製ボトル、竹製のルーム・キー・カード、LED照明なども導入した。

「セント・ジャイルズ・ブルバード」は、シティテル・ホテル・マネジメント(CHM)が継続して運営する。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、9月5日、エッジ、9月4日)

各地でヘイズが再来、シャアラムなどで「不健康」レベル

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア各地で再びヘイズ(煙害)が観測されており、いくつかの地域で「不健康」レベルの大気汚染が断続的に計測されている。

気象サービス局が発表している大気汚染指数(API)は、▽0ー50が「良好」▽51ー100は「中程度」▽101ー200は「不健康」▽201ー300は「極めて不健康」▽300以上の数値は「危険」ーーとなっている。

サラワク州スリ・アマンでは2日午前4時からAPIが100を突破し、「不健康」レベルが断続的に続いている。同州クチンとセリアンも4日未明から「不健康」となっており、5日午後4時時点でも「不健康」のままとなっている。

首都圏では、ネグリ・センビラン州ニライで2日朝ごろから4日未明まで「不健康」レベルが続いた。クアラルンプールのチェラスやセランゴール州シャアラム、プトラジャヤも3日午後から4日早朝まで「不健康」を記録した。5日午後4時時点では、シャアラムだけが「不健康」となっている。

ヘイズの主な原因はインドネシア領のスマトラ島およびカリマンタンの野焼きとみられ、東南アジア諸国連合(ASEAN)気象専門センター(ASMC)によると、3日時点でカリマンタンで154カ所のホットスポット(火元)が確認されており、サバ・サラワク州内は3カ所だけだった。

楽天トレード、期間限定ポイント還元キャンペーンを実施

【ペタリンジャヤ】 オンライン証券会社の楽天トレード(RT)は、9月1日より期間限定の「10億RTポイント還元」キャンペーンを開始したと発表した。友達紹介や500リンギ以上の入金、株式譲渡、証券取引などでRTポイントを付与する。

三瀬和正最高経営責任者(CEO)は、本キャンペーンは、米国株取引の開始や仲介手数料の1リンギへの引き下げに続く取り組みだとし、現在までのところ、付与されたRTポイントの80%以上が仲介手数料の相殺に利用され、残りはエアアジア・リワード、ブースト、ボーナスリンクなど他社ポイントへの交換に利用されていると述べた。

楽天トレードはまた、招待制の「楽プレミアム」プログラムも導入。100万リンギ以上の株式譲渡や四半期ごとの1,500万リンギ以上の取引など、特定条件をクリアした顧客に特別な特典を提供する。

楽天トレードによると、8月末時点での口座数は約27万口座、総取引額は1,200億リンギ、管理する顧客資産額は40億リンギに達しているという。
(ザ・サン、9月5日、楽天トレード発表資料)

日産車販売のタンチョン、ペタリンジャヤに旗艦店を開設

【クアラルンプール】 日産車販売を手掛けるエダラン・タンチョン・モーター(ETCM)は国内初の日産車旗艦店となる3S(販売、サービス、部品交換)センターをセランゴール州ペタリンジャヤに開設した。

日産が昨年導入した新しいグローバル・コーポレート・アイデンティティ(CI)、「ニッサン・リテール・コンセプト (NRC-NEXT)」 を取り入れ、400万リンギを投じて旧施設を改装した。面積は4万3,000平方フィートで、車両8台を収容できるショールームを有する。納車ベイ2基、電気自動車(EV)充電器3基、WiFi、商談ブース、キッズ・ルームなども備え、サービスエリアには、一般サービスベイ25基、エアコンやホイール修理専用ベイ、EV修理・大規模補修用個別スペースを用意。熟練整備員25人により、毎日最大100台までの整備が可能となっている。祝日を含め年中無休で営業する。

開所式には日産の内田誠取締役、代表執行役社長兼最高経営責任者(CEO)も日本から参加した。内田社長は、日産を「顧客や社会から真に必要とされる持続可能なブランド」へと変革するため、ディーラーやパートナーと協力し、最高かつ革新的な商品とサービスを提供するとともに、日産ならではの統合された顧客体験価値を提供していくと述べた。
(ポールタン、9月4日)

汚職容疑のザヒド副首相、高裁が釈放を決定

【クアラルンプール】 自身の慈善団体ヤヤサン・アカルブディの資金をめぐる44件の汚職容疑でアハマド・ザヒド副首相が起訴されていた事件で、検察が捜査継続の必要性を理由に訴えを取り下げたことを受け、クアラルンプール高等裁判所のコリン・セクイラ裁判官は4日、被告に釈放を言い渡した。検察は改めて起訴できるため無罪放免とはならなかった。

検察側の告発に対し被告側は複数回に分け200ページに及ぶ申立書を司法長官に提出。検察は、より包括的捜査が必要とし起訴を取り消した。

モハマド・デュスキ次席検事は、トミー・トーマス元司法長官の回顧録における「選択的」起訴と疑われる記述を追加捜査の理由の一つに挙げた。

被告弁護士のアハマド・ザイディ氏は、統一マレー国民組織(UMNO)総裁であるアハマド・ザヒド氏に対する起訴は「政治的訴追」と主張した。

それによると、マハティール元首相は2018年6月、アハマド・ザヒド氏を呼びUMNO解党を迫った。アハマド・ザヒド氏は脅しに屈することを拒否したが、7月2日、マレーシア汚職摘発委員会(MACC)から呼び出され、同年10月19日、起訴されたという。
(ザ・スター、ザ・サン、9月5日、フリー・マレーシア・トゥデー、9月4日)