ロームワコー、LSI需要拡大を受け工場の新棟建設

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ローム(本社・京都府京都市)及びローム・ワコー(本社・岡山県笠岡市)は、需要が拡大するアナログLSI及びトランジスタの生産能力強化を図るため、マレーシアの製造子会社であるローム・ワコー・エレクトロニクス・マレーシア(RWEM)の新棟を建設することを決定した。
ロームグループでは、国内外の工場において、新棟建設のほか、製造装置の更新による生産能力の強化に継続して取り組んでいるが、RWEMにおいても、2016年に新棟を建設し(2017年4月稼働)、ダイオードなどディスクリート製品の生産能力を増強してきた。今回、旺盛な半導体需要に対応するため、生産能力強化を図るとともに、BCM(事業継続マネジメント)の観点からアナログLSI及びトランジスタ生産における多拠点化を推進するため、RWEMに新棟を建設し、RWEM全体の生産能力は約1.5倍に引き上げる。
新棟は、地上3階、延べ床面積は2万9,580平方メートル。2022年1月の着工、2023年8月の竣工を予定している。複数の省エネルギー技術を用いた設備を導入し、環境負荷軽減(従来比CO2約15%削減見込)に努めるとともに、最新の各種災害対策を導入することにより事業継続体制の一層の強化を図る。
ロームグループでは、今後も市場の状況をとらえながら、中期経営計画に基づいた生産能力の強化を進めるとともに、多拠点生産体制や在庫管理、設備の防災化などを徹底し、顧客への安定供給に努める方針だ。

マレーシア食品の日本市場参入強化、協力覚書を締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 在日マレーシア大使館農務部(マレーシア農業・食品産業省、 MAFI)一等書記官のファミ氏の呼びかけにより、輸入食品の卸やPB商品開発を行うテックイノベーション株式会社(本社・東京都杉並区)と、マレーシア食品の輸入や企画・マーケティングを行うSDインペックス・ジャパン(本社・名古屋市中区)が協力覚書を締結した。
協力覚書の下で▽マレーシア食品の販路拡大、販売戦略の強化、新商品の市場参入など、日本におけるマレーシア食品の流通拡大を目指す▽大阪・関西万博開催を追い風にした新型コロナウイルス後の急速なインバウンド復活を見越し、世界中のムスリムに向けた「日本のハラル食品」の企画・開発を行う▽訪日ムスリムだけではなく「日本から世界のムスリム」に「日本のハラル商品」の流通拡大を目指す▽ルックイースト政策40周年を迎える2022年を皮切りに、短期・中長期での戦略として民間企業の協力体制を構築することで、新型コロナウイルスの収束が見えない中においてもフレキシブルに事業を展開し、日本とマレーシア間の双方向における更なるビジネス促進ーーを目指す。具体的には▽マーケティング情報の共有▽商品選定等に関するアドバイス▽ハラルに関する知識の共有▽ハラル商品の共同開発ーーを行う。
MAFIのこれまでの取り組みとして、マレーシアの複数の食品メーカーの商品を日本市場向けのブランド「マイキッチン」として1つのブランドにまとめ、2021年に日本市場に参入した。SDインペックス・ジャパンは、今後もMAFIのバックアップを受け、商品の拡充ならびにブランド認知拡大を目指す方針だ。

大日本住友製薬、マレーシア現地法人を設立

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 大日本住友製薬(本社・大阪府大阪市)は、 100%出資の子会社であるスミトモ・ファーマシューティカルズ・アジア・パシフィック(SPAP)の100%子会社として、7日付けでマレーシアに現地法人を設立したと発表した。
会社名はスミトモ・ファーマ・マレーシア。資本金は200万リンギで、従業員は11人。マレーシア国内における医療用医薬品の販売、医療従事者に対する製品情報および医学・科学的情報の提供・収集を行う。
大日本住友製薬は、現地の提携会社を通じてカルバペネム系抗生物質製剤「MERONEM」(一般名・メロペネム水和物、国内販売名「メロペン」)を販売しており、2022年には、現在承認申請中の非定型抗精神病薬「LATUDA」(一般名・ルラシドン塩酸塩)の発売を予定している。
現法設立により、現地提携会社とのさらなる連携強化および「LATUDA」を含む今後の新製品の自販体制の構築を目指す。また、医療現場のニーズを充足するエビデンスを創出、発信することにより開発品および製品の価値最大化を担うメディカルアフェアーズ業務のアジア(日本、中国を除く)における統括機能をマレーシアに配置し、マレーシアにおける上市品の価値最大化、アジアにおけるビジネス基盤のさらなる強化を目指す方針だ。

ジェトロ、奈良県産品のテストマーケティングをKLで開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、 12月24日まで日程で奈良県産品(ギフト商品)のテストマーケティングをクアラルンプール(KL)市内の「イセタン・ザ・ジャパン・ストア」2階のJSカフェで開催すると明らかにした。日用品・生活用品関連の奈良県内企業11社が出品する。
コロナ禍におけるインバウンド消費の激減等により影響が出ている奈良県内中小企業の輸出支援及び新たな輸出希望事業者様(削除ください)の商品開発などの支援が狙い。東南アジア諸国の中で相対的に所得レベルが高く、日本産ギフト商品へのニーズの高いマレーシアを実施先として選定した。市場ニーズ調査(アンケート等)を実施し、現地での販路開拓の可能性を調査。現地の反応を企業にフィードバックし、マーケットイン視点での商品開発につなげることを目指す。
また展示期間中、現地バイヤーにも案内状を送り、バイヤーが興味を持った商材に対してオンライン商談の機会を創出する。

ジェトロKL、「日本和牛の普及プロジェクト」を開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール(KL)事務所は、マレーシア最大規模のレストラン予約プラットフォームであるファンナウ(FunNow)と連携し、「日本和牛の普及プロジェクト」を開始したと発表した。
マレーシアにおける外食需要の高まりや、コロナ禍ではあるが店内飲食が可能であること、予約機能が推奨されていること???(半角スペース2つ入っているので削除ください)の3点に着目し開催を決めた。
開催期間は2022年1月15日まで。マレーシアのレストラン9店舗が参加しており、期間中は全参加店舗が日本和牛のメニューを提供する。参加レストランは▽Jyu-Jyu Tei MyTOWN▽天福▽韓日館@ハルタマス▽韓日館@オールド・クラン・ロード▽北海道食堂▽大関▽Ming Ren Xuan(名人軒)▽築地八號▽風鈴ーー。
ファンナウの予約サービスは座席と食事プランが同時に予約できるもので、プロジェクト参加店舗の予約時にプロモーションコード「EATWAGYU」を入力すると、20%の割引が適用される。またレストラン利用後ファンナウより送付されるアンケートに協力するとファンナウのホテルおよびスパの加盟店で利用が可能な20%オフのバウチャーが貰える。

ジェトロKL、グリーンビジネス関連セミナーを開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール(KL)事務所は、マレーシア・デジタル・エコノミー公社(MDEC)と連携し、今月21日にグリーンビジネスに関するウェブセミナーを開催する
セミナーのタイトルは「DXPTウェブセミナー:グリーンビジネスに取り組むマレーシアのスタートアップ企業」で、第1部のセミナーでは有力ベンチャーキャピタルがマレーシアの一般経済概況及びグリーンビジネス分野のトレンド、取組と課題、今後の展望について講演。第2部のピッチセッションでは、グリーンビジネス分野の有望企業3社が各社が提供する技術・ソリューションと日本企業との連携可能性についてプレゼンする。希望があれば3社とは後日ビジネスマッチングの場を提供する。
セミナーは英語によるZOOM形式で行い、日本語字幕がつく。ジェトロKLは、MDECと提携して日本・マレーシア間のオープンイノベーション促進に向けたウェブセミナーを不定期に開催している。

UMWトヨタ、年内にハイブリット車の現地生産開始へ

【クアラルンプール】 UMWトヨタ・モーター(UMWT)は7日、新型Cセグメント小型クロスオーバー車「カローラ・クロス」のハイブリッド版「カローラ・クロス・ハイブリッド」について、年内にセランゴール州ブキ・ラジャ工場で現地組立(CKD)を開始すると発表した。
武山明夫副会長は、トヨタは1990年代後半からハイブリッド電気自動車を生産しており、この長い経験により技術を進化させてきたと強調。「カローラ・クロス・ハイブリッド」の予約は順調に入っているとし、CKDでは最高品質を保証するため、多くの品質プロセスを導入するとした。
「カローラ・クロス・ハイブリッド」の価格は走行距離無制限の5年保証付きで13万7,000リンギ(保険なし)。さらに、ハイブリッドバッテリーパック、インバーター、パワーマネージメント・コントロールユニットを対象とした走行距離無制限の8年保証も別途用意。2年の延長保証を利用した場合、合計10年にわたる保証が受けられる。10年もの長期保証はマレーシアでは初だという。
UMWTの11月の販売台数は8,486台(乗用車6,620台、商用車1,866台)で、10月の販売台数8,500台をわずかに下回った。年初11カ月の総販売台数は、前年同期の5万74台から26%増の6万3,105台。乗用車では、「ヴィオス」が販売台数の33%を占め、ピックアップトラックでは「ハイラックス」が2005年より継続してトップとなっている。
UMWTでは現在、対象モデル限定で最大5,500リンギ値引するキャンペーンを実施しており、売上・サービス税(SST)減免措置と組み合わせると今がお得に車を購入できるチャンスだとしている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月7日)

みずほ銀行とMIDA、日系企業の投資促進支援に向け契約締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 みずほ銀行は6日、マレーシア現地法人であるマレーシアみずほ銀行およびみずほリサーチ&テクノロジーズと共同で、マレーシア投資開発庁(MIDA)が公募した「日系企業によるマレーシアへの投資誘致支援に関するアドバイザリー業務」に応札し、関連契約を締結したと発表した。
同事業は、マレーシア政府が各国からアドバイザーを選定し、外資企業による投資促進を図ることを目的としている。マレーシアが日本からの投資を呼び込むにあたり、投資優遇制度に関する助言や、マレーシア政府が掲げる重点産業分野における日系企業との個別面談機会の提供等を行う。
みずほ銀行は、2006年にMIDAとの間で日系企業進出支援に関する業務協力覚書の締結を通じ、MIDA主催の投資誘致セミナーへの協力等、日系企業のマレーシア進出をサポートしてきたことが高く評価され、同件契約締結に至ったという。
同行は、同業務を通じて、日系企業によるマレーシアへの投資促進を一層支援していくとともに、今後も日系企業へのサポートを強化し、マレーシアの経済発展とビジネスの活性化に貢献していく方針だ。

ホンダマレーシア、新型「シティハッチバック」を発売

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは7日、新型Bセグメント・ハッチバック車「シティ・ハッチバック」を発売した。
「ホンダ・ジャズ」の後継にあたる5ドア車で、ハッチバックボディの「シティ」はマレーシア初。若年層を対象としたスポーティーでエネルギッシュなデザインや走行性を追求しながらも安全運転支援システム「ホンダ・センシング」などの先進技術を装備。可変性の高い「ウルトラシート」の導入により、荷室の積載性も優れている。バリアントは4種で、排気量1.5リットルのガソリンモデルとして「V」(8万7,860リンギ)、「E」(8万3,080リンギ)、「S」(7万5,670リンギ)の3種を用意。ハイブリッドモデルの「RS e:HEV」は、2022年初頭に発売予定(価格未定)。
中条円 社長兼最高経営責任者(CEO)は、2021年は新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大により困難な年だったが、自動車の売上・サービス税(SST)の減免措置の2022年6月までの継続や高い顧客満足度から、2022年の販売に関しては楽観視していると述べた。特に「シティ」は、2002年発売の第2世代からマレーシアだけで累計38万台以上を売り上げるなど好評を得ており、「シティ・ハッチバック」も11月の予約開始後、現在までにすでに2,000台以上の予約を受けていると強調。月間販売台数1,000台を目標としているとした。

イオンビッグ(M)、来年第1四半期に小型店舗をオープン

【クアラルンプール】 イオンビッグ(M)は、来年第1四半期に、面積1,000平方メートルの小型店1号店をオープンする。今後5年をかけて毎年、10カ所オープンする計画だ。
シェイク・ファルーク・シェイク・モハメド最高経営責任者(CEO)によると、首都圏の住宅街での開設に向けて、不動産開発業者と協議を行なっている。
シェイクCEOは、これまでハイパーマーケット事業を主軸としてきたが、過去18カ月で小売業者の販売形態や消費者の購買行動が変化したと説明。顧客は大規模なスーパーに足を運び、数時間かけて買い物したいという気持ちを持たなくなっており、3度目の行動制限令(MCO3.0)以降は近所の小型店舗で必需品を買い求めるようになっているとした。そのような状況を踏まえて正しいコンセプトや店舗の規模の他、小型店での品ぞろえなどについても検討を行っているという。
イオンビッグは現在、ハイパーマーケットを21軒所有している。小型店舗の増設と並行して、来年、2年内に2ー4店舗増設することも計画している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月4日)