「ワクチンパスポート」、通産相がASEAN会議で提案

【クアラルンプール】 アズミン・アリ通産相は10日、同省の会議で、最近開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)非公式外相会議で「ワクチンパスポート(旅券)」の導入を提案したと明らかにした。

新型コロナウイルス感染症Covid-19のワクチン接種を受けた人の、ビジネス目的での域内移動を許容するもので、アズミン氏は「加盟国外相は提案に前向きだ。各国は実施方法の検討に入っている」と語った。

アズミン氏はさらに、ワクチン接種を受けるのは国民としての義務と断言。「ソーシャルメディアに掲載されている、でっち上げの主張には耳を傾けないことだ」とワクチンの必要性を訴えた。

速やかに接種を受ける国民が増えれば、それだけ国内経済の回復も早くなるという。

(マレー・メイル、3月10日)

新型コロナの新規感染者数は1647人、死者が累計1200人に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は11日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,647人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万7,544人で、累計感染者数は31万9,364人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く712人だった。それに▽ジョホール州(170人)▽ペナン州(169人)▽サラワク州(168人)▽クアラルンプール(KL、86人)▽ネグリ・センビラン州(79人)▽マラッカ州(71人)▽ペラ州(69人)▽サバ州(61人)▽クランタン州(28人)▽ケダ州(18人)▽パハン州(7人)▽トレンガヌ州(4人)▽ペルリス州(2人)▽プトラジャヤ(2人)▽ラブアン(1人)ーーが続いた。新たに2,104人が回復し、累計治癒者は30万620人となった。死者数は9人増えて、累計で1,200人となった。 保健省のノール・ヒシャム事務次官は10日、新たに5カ所のクラスターを確認したと発表した。
2カ所が工場やスーパーマーケットなどの職場に関連するクラスター、2つはコミュニティ、1つは海外から寄稿した貨物船の船員内で発生したクラスターだった。ジョホール州とセランゴール州で2カ所、サラワク州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

ムヒディン政権に「満足」は38.43%=共同世論調査

【クアラルンプール】 華字紙「星州日報」とマレー語紙「シナル・ハリアン」がそれぞれの読者を対象に共同実施した、過去1年間のムヒディン・ヤシン首相率いる国民同盟(PN)政権に関する評価調査で、総合では「満足」が38.43%にとどまり、「不満」が61.57%で大きく上回った。
同調査はPN政権誕生から1周年を迎えるのに合わせて2紙が実施したもので、ブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)1万3,032人、華人7,783人、インド系1,434人、サバ・サラワク先住民1,778人、その他96人の合計2万4,370人から回答を得た。ムヒディン政権に対する1年間の評価は10点満点で平均4.3点にとどまった。
政府に早急に求めることについては、トップは「短中長期的な経済振興目標設定」で、「成績不良の閣僚の交代」、「国会再開・審議の実施」、「信任・不信任案の採決」、「非常事態宣言解除による内外投資家の信頼回復」が続いた。
景気回復の取り組みについては、「不満」は59.71%に上り、「満足」は22.26%にとどまった。政府の支援策が役に立ったかとの質問では「はい」は35.16%にとどまり、「いいえ」が20.46%、「あまり役に立たない」が44.08%となった。
政府のコロナ対策についての評価は10点満点で4.36点にとどまった。「成功した」は10.52%にとどまり、「ワクチン接種が始まった中でまだ収束していない」は45.75%、「失敗」も43.73%あった。
ただコロナ禍が年内に収束するとの見通しについては「やや楽観」が33.6%、「楽観」が21.97%で、「楽観していない」は30.28%、「悲観的」も14.1%あった。今年1月に発令された非常事態宣言については、63.41%が「不要」と回答した。
(星州日報、シナル・ハリアン、3月11日)

トップグローブ第2四半期は過去最高益、香港上場は5月か6月

【クアラルンプール】世界最大のゴム手袋メーカー、トップ・グローブが9日発表した第2四半期(12ー2月)決算は、純利益が前年同期の24倍に当たる28億7,000万リンギで、3期連続で四半期ベースの過去最高益を更新した。
売上高は同4倍強の53億7,000万リンギで、これも過去最高。配当は1株25.2センで、上半期の配当は計41.7センと、既に昨年度通期(11.8セン)を上回った。
発表会見でリム・チョングアン常務は、香港市場への重複上場は5月か6月になると発表した。増資後の15.7%に当たる14億9,500万の新株式を発行し77億リンギの資金を調達する。トップ・グローブはマレーシアとシンガポールの証券取引所に既に上場している。
手持ち資金が潤沢なのにこの時期、資金調達に乗りだすことについてリム氏は、資金流動性が豊富にあり、低コストで資金を調達できるためだと説明した。
調達した資金で生産能力の増強、製造システムの向上を行う。手袋需要はパンデミック後、年15%のペースで増加すると予想しており、24年までに年産能力を現在の倍の2,050億枚にする。
(フリー・マレーシア・トゥデー、エッジ、3月9日)

今後1年の仕事への期待、マレーシアは基準下回る=調査

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ビジネス特化型ソーシャルネットワーキングサービスのリンクトインは8日、アジア太平洋地域の7カ国を対象とした意識調査「仕事に対する意識調査2021年版」の結果を発表した。マレーシアにおける今後1年の仕事への期待値は89で、7カ国中2番目に低かった。
期待値調査では、「100」を基準得点として仕事に関する期待を数値化しており、得点が高いほど、その市場に暮らす人々の評価が高いことを表す。最下位は日本で、期待値は85だった。シンガポールは94、フィリピンは99だった。100を上回ったのはインド(111)、中国(104)、オーストラリア(101)だった。
またジェンダー・ギャップに関する調査では、マレーシア人女性の45%が男性に比べてキャリア開発のチャンスが少ないと感じると回答した。マレーシアは、シンガポール(49%)や日本(47%)を下回ったものの、中国(44%)を上回った。

サウディーグループ、ハラル食品を中国市場に供給

【クアラルンプール】冷凍肉・加工食品を製造・販売するサウディー・グループは香港のトップ・スタンダード・コーポレーション(TSC)に商品を供給する契約を交わした。ソーセージ、ハンバーガーなどハラル(イスラムの戒律を満たした)食品で、TSCは中国本土および香港とマカオで販売する。
TSCは中国料理および浪人の店舗名の和食レストランなどレストランを経営する会社。1回目の発注では少なくとも40万米ドル相当のハラル食品をサウディーから購入する。
中国のイスラム人口は約2,500万人で新疆ウイグル自治区に集中している。ほかに、甘粛と雲南省にも居住している。
中国が新型コロナウイルスの発生地だったことから、中国以外で生産されたハラル食品の需要があるという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月10日)

新型コロナの新規感染者数は1448人、セランゴールで561人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は10日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,448人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万8,010人で、累計感染者数は31万7,717人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く561人だった。それに▽ジョホール州(273人)▽サラワク州(199人)▽クアラルンプール(KL、103人)▽ペナン州(99人)▽ペラ州(83人)▽サバ州(54人)▽ケダ州(20人)▽クランタン州(19人)▽マラッカ州(11人)▽ネグリ・センビラン州(10人)▽トレンガヌ州(8人)▽ペルリス州(7人)▽パハン州(1人)ーーが続いた。プトラジャヤとラブアンのみゼロだった。新たに2,137人が回復し、累計治癒者は29万8,516人となった。死者数は5人増えて、累計で1,191人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は9日、4日連続で新規感染者数が減少しており、2,000人を下回っていると言明。新たに9カ所のクラスターを確認したと発表した。
6カ所が工場や建設現場などの職場に関連するクラスター、2つは集会などのコミュニティ、1つは医療センターで起きたクラスターだった。ジョホール州で3カ所、KLで2カ所、セランゴール州、ペナン州、パハン州、ケダ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生

セランゴール州の駐車場、22年1月からデジタルパーキングに

【シャアラム】 セランゴール州政府は、2022年1月1日までに駐車場にデジタル・パーキングを導入する計画だ。駐車券や現金を利用した支払いは今年12月31日で終了する。
地方自治体・公共交通機関・新村開発委員会のン・シーハン委員長によると、デジタル・パーキング・システムの導入はセランゴール州傘下企業のスマート・セランゴール・デリバリー・ユニット(SSDU)と共同で実施する。SSDUは駐車場アプリ「スマート・セランゴール・パーキング(SSP)」を開発している。SSPアプリには現在、150万人が登録している。SSPアプリを利用することで、63万4,994キログラムの紙を節約することができるという。スマートフォンや駐車場アプリを持っていない人向けに、eパーキング・エージェントも置き、料金を支払うことができるようにする。
ン氏によると、利用人数が多い駐車場では、最大駐車時間を設け、設定した時間を超えて駐車できないようにする。現時点でタイパンUSJとスバンジャヤでの最大駐車時間の設定を予定している。
(エッジ、3月9日)

三菱モーターズ、オンラインショールームを立ち上げ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 三菱モーターズ・マレーシア(MMM)は8日、オンライン・ショールームを立ち上げたと発表した。
新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大前は、顧客がショールームに来てビューイングや試乗などが行っていたが、感染拡大に伴う需要の変化に応えるため、MMMは顧客が直接店舗に来なくても、オンラインで車を見たり体験できるようにオンライン・ショールームを立ち上げた。
オンライン・ショールームでは、車の外装や内装を360度見ることができ、クリックすることで詳細やインフォメーションを知ることができる。また試乗も自宅や希望の場所で行うことが可能で、購入したい自動車の予約サポートや、中古車オンラインポータル「MY Tukar」と提携した自動車の買い取りなどのプロセスをサポートする機能も付いている。
また、MMMは、「三菱コネクト」モバイル・アプリケーションも導入した。アプリを利用してサービスセンターの予約や、車両のメンテナンス履歴を確認したり、次回のサービスの通知などを受け取ることができるようになった。
MMMは現在、マレーシア全国で51カ所のショールームを持つ。うち45カ所が3S(販売、サービス、部品交換)センターとなっている。

エアアジア、2022年にも「空飛ぶタクシー」開始を予定

【クアラルンプール】 格安航空エアアジアは、早ければ2022年にも「空飛ぶタクシー」事業を開始したい考えだ。トニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)が先ごろ開催されたオンライン・フォーラムで明らかにした。
「空飛ぶタクシー」は、実用化が近づいている4つの回転翼を持つ定員4人のクワッドコプター(クワッドローター)を機材として使用する方針。すでにメーカー数社と協力しているという。エアアジアの「空飛ぶタクシー」は法規面などハードルが高いドローンとは異なり、パイロットが操縦するスタイルを採用する。利用者は「空飛ぶタクシー」をエアアジアのアプリを使って呼ぶことになるという。
これに先立ちエアアジアは、都市部におけるドローンを使った配送サービスの実用化に向け、マレーシア・グローバル・イノベーション・アンド・クリエーティビティー・センター(MaGIC)と提携すると発表していた。
フェルナンデスCEOはフォーラムの中で、新型コロナウイルス「Covid-19」で旅行業界が大打撃を受けたことは逆に変革のチャンスだと強調した。
(ブルームバーグ、シンプル・フライング、3月8日)