復興のための制限令、指定域内間の観光旅行を解禁

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は9日、復興のための行動制限令(RMCO)の指定域の住民が他のRMCO指定域に旅行することを10日付けで認めると発表した。

ただし条件は観光芸術文化省から登録を受けた旅行会社のツアー及び輸送手段を利用すること、個人旅行は認めない。また条件付き行動制限令(CMCO)に停留することはできない。例えばプトラジャヤからマラッカに旅行する場合、途中のネグリ・センビラン州に停留できない。

またサブリ大臣は、ランカウイをRMCOに指定すると発表した。同地で最後に感染者が確認されたのは2月20日ですでにグリーンゾーンとなっていた。これにより同地での旅行業務が本格的に再開されることになる。

3月5日よりセランゴール、ジョホール、ペナン州とクアラルンプール(KL)の3州1都を対象に行動制限令(MCO)がCMCOに緩和され、大部分の地域でCMCOもしくは復興に向けた行動制限令(RMCO)となったが、地区間の移動は認められるようになったものの州を跨いだ移動は依然禁止されている。

新型コロナの新規感染者数は1280人、2日連続で今年最少

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は9日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,280人増加したと発表した。2日連続で今年最少となった。アクティブ感染者数は1万8,704人で、累計感染者数は31万6,269人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く464人だった。それに▽ジョホール州(165人)▽サラワク州(163人)▽ペナン州(143人)▽クアラルンプール(KL、119人)▽サバ州(64人)▽ネグリ・センビラン州(45人)▽トレンガヌ州(36人)▽ペラ州(34人)▽ケダ州(25人)▽クランタン州(16人)▽プトラジャヤ(3人)▽パハン州(2人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。マラッカ州とラブアンのみゼロだった。新たに2,345人が回復し、累計治癒者は29万6,379人となった。死者数は9人増えて、累計で1,186人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は8日、新規感染者数が減少傾向にあり、同日の感染者数は今年に入ってから最少となったとし、アクティブ感染者数も今年初めて2万人を下回ったと言明。またクラスターについては、新たに4カ所を確認したと発表した。  3カ所が工場やスーパーマーケットなどの職場に関連するクラスター、残りはコミュニティで起きたクラスターだった。ジョホール州で2カ所、KL、トレンガヌ州ではそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

米ファイザー製ワクチンを追加注文=カイリー科技相

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンを米ファイザーに追加注文し、人口の半分をカバーする合計3,200回分のワクチンを確保すると述べた。すでに確保済みのファイザー製ワクチンはすべて年内に受領する見込みだ。
カイリー氏は、受領が今年第4四半期になるとみられるジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)とのワクチン調達交渉を中止して、早く調達できる中国・康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)に切り替える方向で検討していることを明らかにした。カンシノ製ワクチンもJ&J製ワクチンと同じく1回の接種で済むとされる。
カイリー氏はまた、先ごろマレーシア国家医薬品管理局(NPRA)から仮承認を受けた中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチンについて、同氏が接種第1号になる予定だと述べた。マレーシア政府は、米ノババックス製ワクチンの購入についても協議を行なっているという。

マレーシアは中所得国の罠に、「脱出には青年起業家が必要」

マレーシアは中所得国の罠に、「脱出には青年起業家が必要」

【ペタリンジャヤ】ムヒディン・ヤシン首相は5日開催の青年経済フォーラムで演説し、マレーシアが中所得国の罠から抜け出すための方策を披歴。青年実業家に奮起を促した。
途上国が中所得国まで経済発展した後、成長が鈍化し所得も停滞する状態が中所得国の罠で、ムヒディン氏によると、生産性の停滞で国民1人当たり所得は10年近く、1万米ドル前後にとどまっている。
この罠から脱出するには、新規の高価値製品を生産するという、高所得になった国と同様の、世界市場で通用する輸出国になる必要があるという。
このために必要な条件としてムヒディン氏は、世界に進出する野心のある起業家の登場、複雑で高度な製品を作るための製造能力の強化、韓国のサムスンや現代のような多国籍で活躍できる企業の育成を挙げた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、3月5日)

経済協力では人材育成に軸足、単独会見で岡大使

【クアラルンプール】在マレーシア日本大使館の岡浩大使はは英字紙「スター」との単独会見に応じ、東京五輪、日本・マレーシア協力の将来など多様な質問に応じた。
開催中止の恐れもある東京五輪について岡氏は、日程、開催場所はすべて確定しており、安全に主催するための準備を日本は進めていると言明した。3都市がマレーシアのホストタウンとして選手を歓迎する。
昨年の日本経済は4.8%縮小し、今年の成長も脆弱とアナリストは見ているが、日本は世界経済の成長をけん引できるかとの質問に対し、岡氏は、コロナウイルス後の持続的経済回復を主導するのは民間セクターだと指摘。東アジア包括的経済連携(RCEP)協定が貿易・投資促進で重要な役割を果たすとし、早期発効に期待を表明した。
教育面の協力では23年に、筑波大学のマレーシア校がマラヤ大学内に開設される。日本の大学の海外校は初めて。
(ザ・スター、3月8日)

ドンキホーテが19日にLot10でオープン、情熱価格を導入

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は5日、パン・パシフィック・リテールマネジメント(マレーシア)が、19日にマレーシア初出店となる「JONETZ by DON DON DONKI Lot10ストア」をオープンすると発表した。
今回オープンするストアは、既存の「DON DON DONKI」に、新たなエッセンスをプラスし、「DON DON DONKIが、情熱を持ってセレクションした日本の商品」および同社のオリジナルブランド「情熱価格」を中心に取り揃えた、世界初となる「情熱価格(JONETZ)」の専門店となる。イスラム教徒も安心して買い物ができるよう、ハラル(イスラムの戒律に則った)承認を受けた商品のほか、ノンポーク・ノンアルコール商品も展開する。精肉においては牛肉を専門に取り扱予定で、ハラル認証を受けた食肉処理施設で加工した和牛を種類豊富に取り揃え、日本スタイルの焼肉用薄切り肉などを提案する。加えて、「DON DON DONKI」で人気の高い季節の果物を販売するほか、「5リンギ・コーナー」を設け、雑貨や日用消耗品を販売する。
PPIHは、非接触で買い物をしたいという需要の高まりに応え、同店においては、GrabおよびShopeeと提携し宅配サービスを提供する計画だ。情熱価格の専門店として、マレーシアの顧客が安心して買い物できる利便性の高い店舗を目指す。今後も国際競争力を持った新たな流通を創造し、マレーシアにおける店舗開発を着実に進めるとともに、日本の農畜水産物などを手に取りやすい価格で積極的に展開することで、日本国外におけるジャパンブランド商品のさらなる認知向上と消費拡大に寄与していく方針だ。
「DON DON DONKI」は、日本製もしくは日本市場向けの商品や、日本産品を手に取りやすい価格で提供するジャパンブランド・スペシャリティストアをコンセプトに、シンガポール・タイ・香港・台湾などの環太平洋エリアにおいて多店舗展開を進めている。

新型コロナの新規感染者数、今年最少の1529人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は8日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,529人増加したと発表した。今年に入ってから最少となった。アクティブ感染者数は1万9,778人で、累計感染者数は31万4,989人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く726人だった。それに▽サラワク州(252人)▽ジョホール州(120人)▽ネグリ・センビラン州(89人)▽ペナン州(76人)▽クアラルンプール(KL、71人)▽サバ州(71人)▽ペラ州(49人)▽クランタン州(28人)▽ペルリス州(17人)▽トレンガヌ州(13人)▽ケダ州(9人)▽マラッカ州(4人)▽パハン州(3人)▽プトラジャヤ(1人)ーーが続いた。ラブアンのみゼロだった。新たに2,076人が回復し、累計治癒者は29万4,034人となった。死者数は8人増えて、累計で1,177人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は7日、新たに8カ所のクラスターを確認したと発表した。
5カ所が工場や建設現場などの職場に関連するクラスター、残りは刑務所と収容所、コミュニティで起きたクラスターだった。
セランゴール州とサラワク州で2カ所、KL、ジョホール州、ペルリス州、サバ州ではそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
これまでに確認されたクラスター数は1,199カ所。新たに14カ所のクラスターが収束し、現在継続中のクラスターは472カ所となった。

ワクチン接種の登録者数、およそ300万人に=保健省

【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は7日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染情報・追跡のためのスマートフォンアプリ「MySejahtera」を利用して299万577人がワクチン接種の登録を行ったと明らかにした。
アプリでのワクチン接種の登録は2月24日にスタートしていた。最も登録者が多かったのは、セランゴール州で、99万1,181人が登録した。それに▽ジョホール州(33万5,537人)▽クアラルンプール(KL、29万2,983人)▽サラワク州(24万630人)ーーの順となった。
7日時点でワクチンを接種したのは12万7,608人。サラワク州で1万8,034人、パハン州で1万3,830人、セランゴール州で1万1,982人、KLで1万1,266人となった。
■ワクチンは保健省のみが供給=保健省■
保健省は6日、電子商取引プラットフォームのショッピーのオンラインショップに、ファイザー製のワクチンを63.88リンギで販売している写真が拡散したことについて、ワクチンは保健省のみが供給でき、一般での販売は禁じられているとの声明を発表した。もし市場に出回っているワクチンがあるとしたら偽物である可能性が高いと消費者に注意を喚起。ワクチンは無料で接種できるとした上で、アプリやホットラインでの接種の登録を呼びかけた。
拡散した写真は医師がツイートのために作成したものと見られており、ショッピーはウェブサイトでワクチンが販売されている事実はないと説明した。ショッピーでは政府が禁止している商品の販売は禁止されている。

在宅勤務でインターネット利用が増加、通信速度などで苦情

【ペタリンジャヤ】在宅勤務の増加でインターネット利用が増加しており、これに伴い通信速度が落ちた、あるいは顧客サービスが不十分といった苦情も増えている。しかし業者側の努力もあり事態は改善しているようで、ペナン州消費者協会によると、1月13日の第2次行動制限令(MCO)以降はネット接続に関する苦情はないという。
統計局によると、給与所得者の40%は在宅勤務を余儀なくされている。移動体通信事業者、セルコム・アシアタの20年第4四半期のデータトラフィックは前年同期比50%増の4億3,100万ギガバイトだった。
マレーシア消費者協会連盟(FOMCA)のサラバナン最高責任者によると、苦情で最も多いのは通信速度の遅さ。こうした問題に対処するためセルコム・アシアタはネットワーク能力の増強計画を発表している。
(ザ・サン、3月4日)

シャアラムのペガサスホテル、ネスレが一時隔離施設として運用

【クアラルンプール】ネスレ(マレーシア)は4日、シャアラムにあるペガサスホテルの100室を隔離施設として確保した。新型コロナウイルス感染者と濃厚接触のあった者を短期収容する施設として運用する。
フアン・アラノルス最高経営責任者(CEO)によれば、自宅での隔離生活が困難な人のための滞在施設で、利用は無料。
利用できるのはネスレ職員とその家族、セランゴール州に居住する低所得者、および所得下位40%の層に属する世帯の構成員。
セランゴール州政府と民間の協力による初の隔離施設だ。ペガサスホテルは隔離用施設として当局から指定されている。
チェックインした滞在者にネスレは、同社商品の中から必須品をセットにしたものを提供する。滞在者は当局の監視下に置かれる。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月5日)