【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は、新型コロナウイルス「Covid-19」の1日当たりの新規感染者数が当初の予想を超えて増えており、5月中に再び5千人に達する見通しだと明らかにした。

全国の基本再生産数(R0)は1.12となっているが、今後は1.20を超す見通しだという。R0はクランタン州が1.32で最も高く、クアラルンプール(KL、1.23)、ジョホール州(1.21)も1.20を超えている。このほかセランゴール州(1.14)、マラッカ州(1.13)、サバ州(1.01)も1.00を超えて拡大傾向を見せている。

1日当たりの新規感染者数は年明けから上昇を続け、1月30日には過去最高の5,728人に達した。二度目の行動制限令(MCO2.0)が全国的に発令されたことで減少に転じていたが、4月に入ってから再び上昇に転じていた。