【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種プログラム調整相を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、第2フェーズの初日(4月19日)の出席率が84%だったと明らかにした。
予約当日に来なかった人の分のワクチンは、会場で接種を手伝っているボランティアに接種したため無駄にはならなかったという。今後は出席率の向上を目指して、コミュニケーション方法の改善に取り組んでいく方針だ。
いまだワクチン接種登録率が低いのが懸念材料で、セランゴール州では3月21日時点で高齢者の90%が登録をしていなかった。ペナン州でも登録率は44.5%にとどまっている。
■慢性疾患もつ外国人も第2フェーズの対象■
在マレーシア日本大使館によると、ワクチン接種プログラム第2フェーズにおいて、慢性疾患を持つ人や障害者認定カード(OKU)を所持する在留邦人を含む外国人も対象に含めるとの回答が当局からあった。希望者は「MySejahtera」アプリを通じて登録する必要がある。なお対象外の外国人は5月から開始予定の第3フェーズの対象となる。