【クアラルンプール】カイリー・ジャマルディン科学技術革新相は宇宙産業に関するオンラインセミナーで、国家宇宙政策(NSP)では自前の衛星製作を構想に含めていると表明した。また国際協力を通じ、無人の探測機の宇宙への投入も計画しているという。
宇宙開発を主導するのはマレーシア宇宙局(MYSA)で、10年後をめどに国内総生産(GDP)の0.3%(額にして32億リンギ)を生産し、5,000人の技術職の雇用を創出する計画だ。
アズリカミル・ナピア局長によると、30年までに宇宙セクターの研究開発で東南アジア上位3位に入り、宇宙技術の50%を国産化するのが目標だ。
MYSAはこれまでに、災害管理、環境保全、天然資源管理、国防など、宇宙関連技術を応用したシステムを40件近く開発しているが、多くの課題に対処するには至っていないという。30年をめどに110の政府機関の問題に対処できる応用システムを少なくとも90件、開発する。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、4月22日)