マレーシア日通、KLIA支店が医療機器の物流品質基準を取得

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ 】 マレーシア日本通運は、クアラルンプール国際空港(KLIA)支店が医療機器物流の品質基準(GDPMD)を医療機器局より新たに取得したと発表した。
同社は2019年12月、セランゴール州クランにあるロジスティクスセンターでGDPMD認証を取得しているが、電子医療器具の倉庫保管業務に限定されていた。今回KLIA支店で取得したGDPMDは取り扱いが病院での診断、治療用機器などを含む医療器具の範囲が広がり、また倉庫保管業務だけでなく国内配送の流通業務が新たに含まれている。
同社はGDPMDに準拠した安全で高品質な輸送の提供が可能となり、KLIA発着の航空輸送とマレーシア国内配送での医療機器物流事業の拡大を目論む。
同社はまた、医薬品物流の適正基準(GDP)についての認証取得手続きも現在進めている。

新型コロナの新規感染者数は2027人、再び2千人台に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は5日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,027人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万2,887人で、累計感染者数は12万2,845人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く509人だった。それに▽ジョホール州(428人)▽サバ州(383人)▽クアラルンプール(KL、313人)▽ネグリ・センビラン州(98人)▽ペナン島(60人)▽ケダ州(47人)▽クランタン州(42人)▽ラブアン(37人)▽ペラ州(25人)▽パハン州(25人)▽マラッカ州(21人)▽プトラジャヤ(13人)▽トレンガヌ州(13人)▽サラワク州(13人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに1,221人が退院し、累計治癒者は9万9,449人となった。死者数は8人増えて、累計で509人となった。 保健省のノール・ヒシャム事務次官は4日、新たに5つのクラスターを確認したと明らかにした。
セランゴール州の「ジャラン・ドゥヨン」クラスターで110人、「パサル・ジャラン・セントサ」クラスターで61人、KLの「ジャラン・ナクホダ」で14人の陽性を確認。ペラ州の「イフサン・イボル」クラスターで22人、マラッカ州の「テロク・マス」クラスターでは13人に陽性反応が出た。
病院の収容率についてノール事務次官は、フルの状態に近くなってきたと言明。今後も増加するのならば準備が必要だと言明。一方でワクチンについては3月頃の摂取開始を見込んでいると述べた。

マレーシアでもコロナ変異種、感染力などを精査中

【クアラルンプール】 保健省は12月23日、サバ州で新型コロナウイルス「Covid-19」の新たな変異種「A701B」を確認したことを明らかにした。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は、感染力など人への影響を精査していると説明。南アフリカや豪州、オランダで見つかっている変異株に似ているとした。
医療教育機関のオセル・グループの主任臨床科学者であるクリス・シー氏は、現時点では感染力が通常のウイルスより高いかは不明であるが、コロナウイルスは絶え間なく変異していると指摘。ワクチンの有効性に関する十分な研究は行われていない上、情報がないとして、ウイルスの変異に応じてワクチンを変更する必要は出てくるとの関係を指摘した。
パンタイ・ホスピタルの内科医であるヘルミー・ハジャ・マイディン氏は、感染力は高いかもしれないが、悪性は低いと言明。新たに変異種がマレーシアに到着する可能性は高く、感染者が増えることで医療崩壊の恐れがあるとした。ワクチンは開発中であるとして、国民一人一人がコロナ対策をすることが必要だとし、「3C(混雑した場所、狭い空間、密な会話)」を避け、「3W(手洗い、公共の場所あるいは症状がある場合のマスク着用、以下のことを自分や他人に警告する)」を徹底すべきとの見解を示した。

 

非接触型決済の利用頻度が増加、UOB調査

【クアラルンプール】新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)で、モバイルバンキングなど非接触型の支払い・決裁手段の利用頻度が増したことが、シンガポール系大華銀行(UOB)が行ったASEAN(東南アジア諸国連合)消費者心理調査から分かった。
パンデミック期間中、マレーシアの回答者のうち69%はモバイルバンキングの利用頻度が増した。65%はQRコード、65%はインターネットバンキング、60%はモバイルウォレットの利用頻度が増した。
モバイルバンキングアプリのUOBマイティーを利用した1 11月の資金移動は前年比76%の増加で、UOBマレーシアのロニー・リム代表は「パンデミックが非接触型支払い手法の採用を加速した」とコメントした。
回答者の90%は、デジタル決済の基盤が改善されるのであれば100%キャッシュレスでも構わないと回答した。
パンデミックの期間、支出が増えた回答者は55%、減った回答者は27%。行動制限が施行されて以降、食料雑貨の支出が増加した回答者は67%、食事配達サービスの支出が増加した回答者は63%。
項目別で、支出が減ったとの回答は、旅行が68%、宝飾品が57%、衣類が49%、家具・家庭用品が45%だった。
(マレーシアン・リザーブ、12月31日)

信用中央金庫とBEENOS、越境ECサイト出品スキーム構築

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 信金中央金庫(本店・東京都中央区)は、BEENOS(本社・東京都品川区)の 100%子会社で、越境ECおよびジャパニーズコンテンツの海外進出を支援する BeeCruiseと連携し、信用金庫取引先が取り扱う商品の越境ECサイト出品スキームを構築すると発表した。
信金中金は、全国の信用金庫を通じて取引先を募集し、BeeCruise は、東南アジア最大級のECサイト「ショッピー」に取引先が1商品から出品できるオンラインストアを開設および運営する。ECを活用した海外販路拡大に注目が集まる中、出品する取引先の負担を最小限とするため、信金中金および BeeCruise が出品手続きからプロモーションまでワンストップで支援し、信用金庫取引先の良品を世界に発信していく。
オンラインストアは、シンガポール、マレーシア、タイ、台湾の4か国に開設し、日用品や雑貨類を中心に取り扱う。SNSを活用したプロモーション企画の結果等を踏まえ、同ストアのさらなる充実、強化を目指す。
信金中金は、引き続き、各信用金庫と連携・協力のうえ、信用金庫取引先の海外販路開拓ニーズに応えるべく、各種支援に積極的に取り組んでいく方針だ。

新型コロナの新規感染者数は1741人、累計で12万人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は4日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,704人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万1,365人で、累計感染者数は11万9,077人となった。
州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く673人だった。それに▽サバ州(316人)▽ジョホール州(179人)▽クアラルンプール(KL、112人)▽ペナン島(103人)▽ペラ州(75人)▽ネグリ・センビラン州(72人)▽ケダ州(53人)▽クランタン州(47人)▽パハン州(21人)▽プトラジャヤ(17人)▽ラブアン(16人)▽サラワク州(10人)▽マラッカ州(6人)▽トレンガヌ州(4人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに2,726人が退院し、累計治癒者は9万7,218人となった。死者数は11人増えて、累計で494人となった。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は3日、新たに9つのクラスターを確認したと明らかにした。
サバ州の「リンタス・セラヤ」クラスターでは16人、セランゴール州の建設現場「ペルダナ・アベニュー」では202人、職場の集団検査により発生を確認した「オスモ・ジャヤ」クラスターでは46人の陽性を確認。ジョホール州の「ベラティ」、「ワワサン・ガディン」、「レンギト・セントラル」クラスターではそれぞれ44人、13人、10人に陽性反応が出た。クランタン州の「パロー・トゥンパト」クラスターでは15人、クランタン州とトレンガヌ州をまたいで発生した「マニク」クラスターでは22人、サラワク州「ストゥトン」クラスターでは5人の陽性を確認した。
これまで確認されたクラスター数は累計532。新たに収束したクラスターは6つで、現在感染者が出ているアクティブなクラスターは232となった。

北東モンスーンによる荒天、各地で異常低温&大雨洪水

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 北東モンスーンが年末からマレーシアのほぼ全土を襲っており、各地で大雨、気温低下が観測されている。

首都圏クランバレーやパハン州クアンタン、テメルロー、ネグリ・センビラン州クアラピラー、ジョホール州バトゥパハなどでは3日、最低気温が23度まで低下。山間部のキャメロンハイランドでは17度と予想されている。

各地で大雨に伴う洪水が発生しており、4日午後1時時点で半島部の5州の避難民が1万9,591人に達している。また各地で大雨による地滑りが起きており、道路が寸断され孤立する集落も出ている。

マレーシア気象局(MetMalaysia)によると、北東モンスーンにより冷たく湿った大気は昨年11月11日ごろから半島部に達し、低温と天候不順は3月まで続く見通し。半島部東海岸やサラワク州西部、サバ州東部で大雨が予想される。気象局は南シナ海沿岸では高波、低地では洪水の懸念が高まるとして警戒を呼び掛けている。

東京五輪は重要な踏み台、日本アジアクロスのウォン代表

【クアラルンプール】 アジア企業の日本進出、日本企業のアジア進出を支援する日本アジアクロスのキース・ウォン代表取締役は、今年開催の東京五輪は飲食品だけでなく、化粧品でもハラル(イスラム教の要件を満たした)分野におけるマレーシアの能力を示す重要な踏み台になるとの認識を示した。
日本では化粧品メーカーもハラル原料に関心を示しており、日本を訪問するイスラム教徒も日本水準の化粧品を求めるようになると予想される。このため共同ブランディングを通じマレーシア製化粧品を日本で販売することも可能だという。
ウォン氏(マレーシア人)は日本の厚生労働省が設けたハラル研修専門家委員会の唯一の外国人委員。日本アジアクロスは、調理人のためのハラル研修を日本各地で実施してきた。
(ベルナマ通信、12月24日)

ブランド買取「なんぼや」1号店、プラザダマスにオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 バリュエンスホールディングス(本社・東京都港区)のグループ企業であるバリュエンスインターナショナルリミテッド(本社・中華人民共和国)は、ブランド買取「なんぼや」のマレーシア1号店となる「なんぼやプラザ・ダマス店」を12月24日にオープンした。多様な民族が共存するマレーシアで、日本のリユース文化の浸透を図る。
「なんぼやプラザ・ダマス」店は、日本のなんぼやのデザインを継承し、女性や子様連れの顧客にも入りやすいサロンのような明るい雰囲気で、プライバシーに配慮された店舗設計となっている。「なんぼや」が大切にするコンシェルジュ(鑑定士)による「お客様とモノとのストーリーを大切にした接客」を行う。
バリュエンスグループではこれまで、2017年のオークション事業での香港進出を皮切りに海外事業を本格化。2019年にはブランド品等の買取事業での香港進出、2020年にはインドネシア、シンガポール、マレーシアに進出した。東南アジア諸国への買取店舗出店は今後も予定しており、中期経営計画「VG1000」で目標とする2025年8月期までの海外30店舗展開の達成と、各国の現地ニーズに合わせた買取強化によるリユース文化の普及促進に向け邁進していく方針だ。

KLーシンガポール高速鉄道計画が中止に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 クアラルンプール(KL)ーシンガポール間の高速鉄道(HSR)事業についてマレーシアとシンガポールの両国は12月31日をもって中止することで合意した。
ムヒディン・ヤシン首相とシンガポールのリー・シェンロン首相は12月31日に共同声明を発表。マレーシア側が新型コロナウイルス(Covid-19)感染症拡大が同国経済に与える影響を考慮していつくかの変更をシンガポール側に提案し、両国政府の間で議論が続けられ たものの合意に達することができなかったと説明した。
これに合わせてシンガポール交通省は、2016年に締結した二カ国間合意(BA)に基づき、これまでにシンガポールが負担したコストをマレーシア側が弁済することになると述べた。
同計画は2016年にBAが結ばれ実施に向けて踏み出したが、2018年9月、財政悪化を懸念する当時のマハティール・モハメド内閣の判断によってより中断した。2020年5月末に再開される予定だったが、ムヒディン政権下で新型コロナの影響もあって延期論が浮上。シンガポール側の同意を得て12月末までの再延長が決まり、計画内容の縮小を含めた見直しが行われていた。なおジョホール州側からはジョホールバル止まりでのHSR計画続行を求める声が上がっている。