【クアラルンプール】 クアラルンプール市政府(DBKL)は、食料雑貨店、コンビニエンスストア、中医薬局を対象としたハードリカー販売禁止措置を向こう2カ月間猶予すると発表した。2月1、2日の中国正月の祝賀にあわせた措置で、3月14日まで販売が可能になる。
DBKLのスポークスマンは、クアラルンプール物品税ライセンス委員会との協議に基づき、在庫を抱えている小売業者が損失を軽減するために在庫を消化できるように配慮したと説明。小売業者には、最新の酒類ライセンス・ガイドラインに従って申し立てをおこなうことを推奨するとしている。
スポークスマンはまた、小売業者向けのハードリカー販売条件のいくつかについて再検討に入っていると言明。一部の小売業者が新しいライセンスのガイドラインについて懸念を抱いており、販売を継続できるようガイドラインの再検討を求めていると明らかにした。
DBKLは2021年11月1日付けで酒類販売に関する新たなガイドラインを発表。コンビニなどの小売業者のハードリカー販売を禁じていた。
(ザ・スター、1月19日)