【クアラルンプール =マレーシアBIZナビ】 東芝エレベータ(本社・神奈川県川崎市)は8日、今年2月に完全子会社化したマレーシアの現地法人、MSエレベーターズ・エンジニアリングとMSエレベーターズの2社を、7月15日より社名をそれぞれ東芝エレベータ・マレーシア、東芝エレベータ・マニュファクチュアリング・アジアに社名変更したと明らかにした。

同社のマレーシアにおける昇降機事業は、MSエレベーターズ・エンジニアリングが1982年に東芝製昇降機の販売、据付、保守サービスの代理店となり、マレーシア国内での販売を開始。MSエレベーターズは1983年に東芝製昇降機の製造を開始しマレーシア国内販売だけでなく、東南アジア地域への輸出を行ってきた。両社は2012年に現地法人化し、2022年2月に完全子会社化した。現在はマレーシアで唯一製造拠点を持つ昇降機メーカーとしてマレーシア国内でトップクラスのシェアをマークしている。

東芝エレベータは、今回の完全子会社化、社名変更により、グローバルブランドである東芝名を冠することで、ブランド力のより一層の向上を図ると共に、マネジメントの強化、そして東南アジアのハブ工場としての生産体制を拡充し、グローバル市場で積極的な事業拡大を目指していく方針だ。