レゴランドマレーシアリゾート、 サービスや施設強化を発表

【クアラルンプール】 レゴランド・マレーシア・リゾートは11日、テーマパーク「レゴランド」の開園10周年に合わせたサービスやアクティビティの強化案を発表した。

レゴブロックを使用して街並みを再現した「シェイデッド・ミニランド」では来年1月以降、冷却ファン付きの新シェードを設置し、快適に歩き回れるようにする。「レゴランドホテル」では、来年第1四半期に新テーマの客室を設置。「レゴランド・ウォーターパーク」では2023年央に、「ウォーターパーク・フェスティバル」を開催し、「レゴスタジオ」では来年第3四半期に、新しい4Dムービーを公開する。また、今後もハリラヤ(断食月明け大祭)、旧正月などの祝祭時期を祝うイベントを大規模に開催する計画だ。

レゴランド部門ディレクターのCS・リム氏は、報道関係者に対し、レゴランドでしか体験できないユニークな体験を提供するため、アクティビティの強化拡大や設備投資を行うとして、戦略的優先事項に焦点を合わせていくと述べた。具体的な投資額については触れなかった。

セールス・アンド・マーケティング・ディレクターのティラ・ムヌサミー氏は、国境再開に伴い、インドネシア、タイ、フィリピンといった近隣諸国やオーストラリアなどからの外国人観光客が増えてきているとした。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、8月12日、エッジ、マレーシアン・リザーブ、8月11日、レゴランド・マレーシア・リゾート発表資料)

ホンダ(M)、「CR-V」に人気の新色2色を投入

【ペタリンジャヤ=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは11日、コンパクトスポーツ多目的車(SUV)「CR-V」に新色2色を投入したと明らかにした。

これまでの「パッション・レッド・パール」と「モダン・スチール・メタリック」を刷新し「イグナイト・レッド・メタリック」と「メテオロイド・グレー・メタリック」に変更した。

吉村宏信 社長兼最高経営責任者(CEO)によると、新たに投入した2色は、これまで「シティ」や「シティ・ハッチバック」、「シビック」などで販売していたが、市場からの反応が良かったため、「CR-V」でも投入することを決めた。

2017年の発売開始以来の「CR-V」の累計販売台数は、6万3,000台以上となっている。2020年11月に発売したフェイスリフト版の販売台数も2万7,000台と好調で、「CR-V」は2022年1ー7月の同社の総販売台数の12%を占めた。ホンダは、人気の新色を投入したことで、「CR-V」の外観の魅力が増し、販売台数増加に貢献すると期待している。

マレーシアと日本、ESG分野での協力強化へ=首相

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は11日、ルックイースト(東方)政策の下、日本との間で環境・社会・企業統治(ESG)枠組みに関する新たな協力関係を模索したいと考えていると述べた

イスマイル首相は「東方政策40周年記念ビジネスセミナー」の基調講演で、「世界経済フォーラムのグローバル・リスク・レポート2022」によると、気候変動、高齢化による社会的影響、パンデミック後の格差の広がりなどの問題が今後10年間にほとんどの国で問題となると予想されるとし、日本との間で、災害危機、高齢化社会、デジタル経済、科学技術、イノベーション、グリーン成長などといったESG関連分野での新たな協力関係を築きたいと述べた。

イスマイル首相はまた、人工知能、ロボット工学、自律システム、モノのインターネット(IoT)など、日本が高い専門性を持つ新分野での協力強化を期待するとし、マレーシアは、世界のハラル(イスラムの戒律に則った)産業のパイオニアとして、日本のハラル産業の発展を支援することができると述べた。

マレーシア貿易開発公社(MATRADE)のモハマド・ムスタファ最高責任者は、同セミナーのパネルディスカッションで、食品分野を中心とした日本企業がハラルに関心を示しているとし、今年9月に開催予定の「マレーシア国際ハラルショーケース2022」には日本企業17社の出展が決定していると言明。パンデミック前の2019年には日本からの参加は出展8社、バイヤー10社にとどまっていたが、2021年は出展12社、バイヤー21社になるなど、増加が続いているとした。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、8月12日、エッジ、ベルナマ通信、マレーシアン・リザーブ、8月11日)

第2四半期の経済成長率、プラス8.9%に加速=中銀

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)は12日、2022年第2四半期(4ー6月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比プラス8.9%だったと発表した。新型コロナウイルス「Covid-19」の規制緩和を受けて経済活動が正常化したことや、労働市場の改善、堅調な輸出により前期の5.0%を上回り、3四半期連続でプラス成長となった。

サービス業は小売業や娯楽産業の後押しを受けて、プラス6.5%から12.0%に加速。製造は堅調な内外需要に支えられて、前期(プラス6.6%)を上回る9.2%となった。大規模な商業・工業事業などが実施された影響で、建設はマイナス6.2%からプラス2.4%に転換。鉱業も石油・ガスの増産に伴い、マイナス1.1%からマイナス0.5%に回復した。その一方で、肥料や除草剤の高騰に伴う投入コスト増や、人材不足の影響を受けた農業は、プラス0.1%からマイナス2.4%に減速した。

国内需要はプラス4.4%から13.0%に加速。民間消費も前期(プラス5.5%)を上回る18.3%となり、前期はプラス0.4%だった民間投資も6.3%までさらに上昇した。

一方で、公共支出は前期のプラス6.7%から2.6%に減速した。マイナス0.9%だった公共投資はプラス3.2%に回復。モノとサービスの輸出は、プラス8.0%だった前期から10.4%に、プラス11.1%だった輸入も14.0%にそれぞれ加速した。

BNMは、今後は世界経済の回復が予想を下回る可能性があり外需が鈍化することが見込まれるものの、堅調な内需、労働市場の回復、観光・観光関連産業の回復、国境再開による経済活動の活発化により、経済成長を続けると予想した。

 

新型コロナの新規感染者数は4831人、2日連続で4千人台

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、11日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は4,831人で、累計感染者数は472万4,225人となった。
新たに3,362人が回復し、累計治癒者は464万2,078人。死者数は3日連続で2桁台となる10人で、累計は3万6,066人だった。アクティブ感染者は、前日から1,459人増の4万6,081人。うち96.4%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.4%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は73.7%に下降した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,747万220人で、接種率は84.1%。1回目のブースター接種完了者は1,619万9,021人で、接種率は49.6%、2回目が40万7,237人で1.2%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、感染者が出続けているアクティブなクラスター数は26カ所を維持した。