【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)は12日、2022年第2四半期(4ー6月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比プラス8.9%だったと発表した。新型コロナウイルス「Covid-19」の規制緩和を受けて経済活動が正常化したことや、労働市場の改善、堅調な輸出により前期の5.0%を上回り、3四半期連続でプラス成長となった。

サービス業は小売業や娯楽産業の後押しを受けて、プラス6.5%から12.0%に加速。製造は堅調な内外需要に支えられて、前期(プラス6.6%)を上回る9.2%となった。大規模な商業・工業事業などが実施された影響で、建設はマイナス6.2%からプラス2.4%に転換。鉱業も石油・ガスの増産に伴い、マイナス1.1%からマイナス0.5%に回復した。その一方で、肥料や除草剤の高騰に伴う投入コスト増や、人材不足の影響を受けた農業は、プラス0.1%からマイナス2.4%に減速した。

国内需要はプラス4.4%から13.0%に加速。民間消費も前期(プラス5.5%)を上回る18.3%となり、前期はプラス0.4%だった民間投資も6.3%までさらに上昇した。

一方で、公共支出は前期のプラス6.7%から2.6%に減速した。マイナス0.9%だった公共投資はプラス3.2%に回復。モノとサービスの輸出は、プラス8.0%だった前期から10.4%に、プラス11.1%だった輸入も14.0%にそれぞれ加速した。

BNMは、今後は世界経済の回復が予想を下回る可能性があり外需が鈍化することが見込まれるものの、堅調な内需、労働市場の回復、観光・観光関連産業の回復、国境再開による経済活動の活発化により、経済成長を続けると予想した。

 



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